浜田麻里 Sense Of Servival
at Zepp Tokyo on 2003.11.30
事の発端は、1通のメールから。浜田麻里さんのファンクラブ会員のTさん(仮名)が 今回のツアーに誘ってくれたので、動く麻里さんを見たことのなかった私は 興味津々で承諾しました。そして2003年11月30日のLive当日・・・ Live前の出来事については当日の日記を御覧ください。
会場はZepp Tokyo。以前は水樹奈々さんが使い、来月はゆかりんのライブ会場にもなる場所。 私たちは初めて訪れたので入り口がわかりませんでしたが(りんかい線方向にありました) 入り口の前の集団に合流。17時に整理券番号順に並ぶんですが・・・ファンクラブ先行予約分 だけでかなりの数になり、中に入るまで時間かかりました。やはりこれだけいると ネット上でのほかのファンにも顔を合わせるらしく、Tさんはほかのファンの方と お話してました。あと昔からのファンが多いことで、殆どの人は私より年上。中には 親子で来ている人も・・・。私のように新しく麻里さんを知った人のほうが珍しいかもしれません。 会場入ると、今度はオールスタンディング。 大きな会場だから立ちではないだろうと思ってたのに。あとドリンク代って無駄な出費ですよね。
10分程遅れてホールが暗くなり、SEが流れて、それに合わせてバックバンドの皆さんが登場。 やがて1曲目のイントロが流れてくると観客は早くもヒートアップ! 予想していたとおり、アルバム『Sense Of Self』と同様に1曲目は 『Ash And Blue』でした!激しく響くギターサウンド、それに負けずに絡んでくる 麻里さんのヴォーカルはCDを遥かに凌駕する凄まじいものでした。 「Ashy Ashy ... Love」の部分から観客も叫びまくってましたね。勿論私も(笑)。 続けてニューアルバムからの『Indiviluals』を披露。ここまではアルバムと 同じ曲順でした。しかし40過ぎになってもまだ「麻里ちゃーん!」って呼ばれるのって、どうかと(爆)。
今回はニューアルバムからの新曲が中心になるかと思いきや、 「皆さん楽しんでますかー?最後まで楽しんでください!」というMCを挟んだ次からは 既存の曲が続きました。先ずはアルバム『marigold』から『Emergency』。 私はベストアルバム『INCLINATION II』で初めてこの曲聴いたとき、 絶対Live向けの曲だと直感しましたが、やはりこの曲はLiveでこそ映えますね。 乗れる曲です!観客も腕を掲げたり手を叩いたりと、思い思いにLiveを楽しめました。 先月のまーちゃんのときもそうでしたけどね。バックバンドの人たちも有名な人たちばかり。 増田隆宜さんや増崎隆司さんなど、日本屈指のプレイヤーの演奏を耳にする良い機会でしたね。 それにしても、増崎さんのギター、ここまで激しいとは・・・。 DIMENSIONの曲では味わうことのできない貴重な音を体感できました。 次に私の知らない曲が演奏されました(確かに聴いたことあるんですがタイトルわからず)。これもアップテンポで、 動ける曲でしたね。続いてはまた『INCLINATION II』からの曲『Wish me love』でした。 切なげなミディアムテンポのメロディに、最後のギターソロが大好きです。こういう曲まで披露してもらえるとは 思ってなかったので嬉しい誤算でした。『Heart In Motion』、もとい『Forever』も前述のベストアルバムからの曲なのですが、 収録曲が英詞なのに対し、こちらは日本語の歌詞!ファンにはお馴染みかもしれませんが私は初めて聴くバージョンだったので 最初は何の曲かわからず、途中まで聴いてからびっくりしました。日本語バージョンもあったんですね・・・。 次の曲も、最近のファンには全くわからない曲『Promise in the history』でしたが、 一方の昔からのファンにとっては懐かしい曲が続いて大満足だったでしょう。
次のMCでは、先程の『Promise in the history』についての紹介。
「この曲をリリースしたのが1986年。あれから17年経ちましたが、今もこうして同じ道を歩いています。
その道は決して真っ直ぐではなく、平坦でもなく、曲がっているところもあればぬかるんでいる場所もある・・・。
次に歌う曲も、最近書いた曲ですが、今の私の歩いている道を歌った歌です」
と言って、キーボードの演奏のみで『Stardust』を披露。どうでもいいですがこの歌詞の一部が「レールスター」
って聞こえるのは鉄属性の私だけですか(爆)。間に1曲挟み、『Antique』へと続きます。
CD収録時とは違いテンポを落とし生音を重視した、じっくりと聴かせる曲に生まれ変わっていました。
Live用にアレンジが施された曲を聴けるのは生の魅力ですが、これはかなり衝撃を受けました。
途中の増崎さんのギターソロがこれ以上ないくらいかっこいいもんで・・・。完璧に私のツボおさえてました(笑)。
その間に麻里さんは衣装変え。
終盤は休む間もなく次々と曲を披露。ニューアルバムからの『Stone-cold』では見事なハイトーンヴォイスで 観客を圧倒。バックの激しい演奏にも全く引けを取らない素晴らしい美声でした。 麻里さんのステージ上での動きも相当なものでした。いったいあの細い体の何処にそんな体力が、と不思議でしたね。 続いて『Hey Mr.Broken Heart』へ。今の季節にぴったりのミディアムテンポナンバーですが、 麻里さんのパワフルな歌声により、Live向けの迫力に満ちた曲に変化。これが生の麻里さんの実力か・・・。 感動の度合いも、全身を刺激する程の声量も、CDとは全くの別物。 このLiveは衝撃の連続でした。CDだけ聴いて麻里さんを知った気になってはいけませんね。 次の曲はイントロの手拍子から始まり、麻里さんの「みんなの好きな曲だよねー!」で一気に会場全体が盛り上がった 『Call My Luck』。『INCLINATION II』には『Get Lucky Tonight』という英詞バージョンで収録されていて、 私はそれしか聴いたことなかったのですが、すぐに私もほかのファンの人たちと一緒になって楽しめました。 「Love me like fire ...」の部分の大合唱も楽しかったです!『In Your Eyes』で麻里さんの観客の掛け合いを 楽しんだあとは、ニューアルバムの中で私いちばんのお気に入り『There's A Will, There's A Way』! 予想どおり、これがLive最後の曲でした。 イントロでの「最後の曲です!」で、時間の流れがあっという間だったことを知らされました。 MCを挟まず、怒涛のように曲を披露し続け、あっという間に1時間半が経過。
当然これで我々が満足するはずがありません(笑)。麻里さんとバックバンドの人たちが引っ込んだあとは勿論アンコール。 再び麻里さんとバンドの皆さんが登場し、いきなり『Return to Myself』をアカペラで披露! 声だけなのに、こちらが押し潰されてしまいそうなくらいの強い圧力を感じました。いったいこの人の声量、 綺麗な声質はどこから来るのでしょうか? アカペラの曲でここまで出来るヴォーカリストはほかにいませんよ。 そのままハードなギターサウンドに乗せて懐かしい名曲『Return to Myself』へ・・・でも最近聴き始めたばかりの私は このLiveで初めて聴きました。途中のコーラスを観客全員で合唱したのですが、初めて耳にした私はちょっと・・・。 いや、でもこういう曲が聴けるからこそ会場に足を運んだ価値があるというもので。次は一転して流麗なバラード曲 『Beautiful Days』。とは言っても麻里さんのLiveではやはりその声に圧倒されるばかり。 『Sense Of Self』のラストナンバーで再びLiveは幕を閉じました。
この日2度目のアンコール、そして麻里さんがステージに現れ、バックバンドのメンバー紹介を行いました。 最後のMCで「私の思いは届きましたか?」「デビューしてから20年が経ちましたが、今でも皆さんが私のそばに、 私の歌がみなさんのそばにあることは変わりません」と仰っていたのが印象的でした。 歌詞の随所にも表れている、麻里さんのファンを大切に思う気持ち、人との繋がりを大切にする気持ちは素晴らしいです。 そして麻里さんからの大本営発表も(笑)!来年3月12日、デビュー20周年Liveが決まったそうです! まっくんの誕生日Liveの前日だ・・・(大号泣)。 最後は、これも昔からの定番曲『Blue Revolution』で激しく動いて終わり・・・と思ったら 麻里さんが一人だけステージに立ち「最近の私の気持ちを歌った曲です」という紹介をして 『Prayer』をアカペラで熱唱。これも声だけなのに全身が震える程の衝撃。 麻里さんの音楽的意志は間違いなくファン全員に伝わったことでしょう。
最近のメジャーシーンは殆ど聴く気なく、インディーズの曲と女性声優の曲ばかり聴いてたのですが、 私の知らないところでこんな素晴らしい逸材が眠っていたとは・・・。もっと早く気付くべきでしたね。 これから少しずつ麻里さんの昔の曲にも手を出していこうと思います。誘ってくださったうえに marigoldツアーのLive VideoまでプレゼントしてくれたTさんには改めてここで御礼申し上げます。 本当にどうもありがとうございました!
次はいよいよ3ヶ月連続Liveの締め括り、某声優ユニットのLiveです。たっぷり濡れてきます(をい)
ここから先はLive Reportとは直接関係ないので読み飛ばして頂いて構いません。
公演が終わったあと、グッズ販売のコーナーに足を運んだのですが、人が一気に押し寄せたために
身動きできないくらい大混雑。コミケの男性向スペースを彷彿とさせますね(をい)。
どうにかツアーパンフとポスターカレンダーを購入。ツアーパンフには、今までの麻里さんの曲の
歌詞の一部をセレクトしたものが列挙されていました。じっくり読むと文学的で、
麻里さんの人生観や生き方がストレートに反映されてるものが多いですね。
歌詞の一節を読むだけでも感動します。一方のポスターは、2004年のカレンダーになってました。
年が明けたら貼ります(笑)。
しかし公演中にステージを撮影していたバカがいてLiveが台無しになったのはぞっとしない。
本来なら怒鳴りつけるところであるが、もそもそと苦言を呈するに留め(以下略)