岩坂士京ライブ〜今の僕にできること〜

at 南青山MANDALA on 2000.01.15


度重なる精神的ショックと多忙な毎日・・・今回のライブには行く予定ありませんでした。 とてもそんな気にはなれなかったんです。でも! たまたま耳にしたラジオ番組のパーソナリティが「本当に好きならライブ行ったほうがいい」と言っていたので何とか自分を奮い立たせ、 ライブに行く決心をしました。

定刻より少し遅れて岩坂さんとバンドのメンバーがスタンバイ。オープニングは、シングルのカップリング曲としてリリースされている 『もしも翼があったなら』。この曲は男心の未練がましい部分を上手く表現した、隠れた名曲と言えるでしょう。 実は・・・この歌詞のような恋愛経験がある管理人。それに昔岩坂さんは自分のラジオ番組で 「僕の曲には捨て曲がない」と言っていたとおり、アルバム収録曲だろうがカップリング曲だろうが 1曲目に持ってきてもしっかりと"聴かせる"ことができます。続けて『俺達だけのララバイ』『それぞれの扉を開いて』『心の地図』 と、シングル曲を中心にライブ序盤からとばしてくれます。前回までと違い、 今回のライブはフルバンド編成なので勢いのあるステージになりました。

ライブではおなじみの『Melody Fair』『風』『この空にKissしたい』を歌い終え、 ここからは恒例になった「ラジオの時間」(by岩坂士京)、すなわち観客が書いたアンケートを岩坂さんが読む時間。 「あなたの夢をお書きください」というものでした。読まれた人へのプレゼントは何と! 岩坂さんとの記念撮影!!岩坂さんは「今までみたいだと選んでると思われるから」と、 箱の中にあるアンケート用紙を無作為に選び出しました。読まれたのは「看護婦になること」「猫を飼うこと」 「声優になること」など。私のは読まれませんでした。ここで岩坂さんは、姉が看護婦(医療関係)の仕事をしていて、 そういった方面に興味がある、というようなことをおっしゃってました。

ライブは後半、『手紙』『さよならの街角』と続きます。『さよならの街角』の前のMCで、 成人の日の話になりました。2年前の1月15日はちょうど『さよならの街角』のレコーディングの日だったものの、 大雪のためにレコーディングが中止になったこと、スタッフが誰も来れなかったのに何故か岩坂さんだけはスタジオに来れたことなど・・・。 さらに岩坂さんの成人式はライブハウスにてひっそりと行われたというエピソードを語り、 今年成人式の私をいっそう感動させてくれました。

次のMCにて。「この曲、意外と?隠れファンが多いみたいです。」と言って歌った曲は『さよならは言わないで』でした。 この曲もそうですが、岩坂さんは恋愛中の男性の心理を捕らえるのが上手いんですよね。これも岩坂さんの魅力のひとつです。 最後に披露されるのは『君と僕の間に』・・・しかしこの曲の前に観客がひとこと。 「メンバー紹介は?」ここで岩坂さんは慌ててメンバー紹介をします。 しかしアンコールのあとに岩坂さんが出てきて、「ここでメンバー紹介する予定だったんだけどなあ。」 と。ギタリストの方は風邪で高熱出しながらがんばってくれたそうで・・・お疲れさまでした。 無事にメンバー紹介を終え、ラストナンバー『今の僕にできること』へ。今日は岩坂さんからの重大発表もありました。 これを読んでる人には既知のことですが。岩坂さん1年3カ月振りの新曲リリース、タイトルは『俺は何も変わらない』 ・・・これはレコード会社を移籍して、しかも初のマキシシングルになるとのことでした。

ここから先は私個人のことなので無視していただいて構いません。あの日は辛うじてライブに行くことができましたが、 やむを得ずライブ後すぐに帰らなければいけない状態でした。これから忙しくなると、さらにライブに行くことは困難になってしまうでしょう。 仮にライブには行けたとしても、ライブ後の集まり・オフ会には参加できません。 いつのまにか私にとってライブに行くことが当たり前のようになっていました。しかしそれは当然ではないのです。 誰でもいつかは行けなくなる日が来ます。私の場合、それが今だと・・・。 ライブに拘ることはなく、CD買ったりファンレター書いたり、岩坂さんを応援することはいくらでもできます。 全ての岩坂ファンが同じ環境にあるとは限らないのですから・・・。 しばらく生の岩坂さんを見られない日が続きますが、それでも私は岩坂さんを応援し続けます。


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