DEEN LIVE JOY Break14 -Negai-

(1) at ZEPP TOKYO on 2009.12.13-2010.1.1, (2) at 東京厚生年金会館 on 2010.1.31


注:今回は1ヶ月間に2公演に行ったため、それらの内容の差分のみを書く形式にしています。

各公演の最初の違いは、自分の座席。(1)では2階席の端だったのでステージがかなり遠くに感じられましたが、 (2)では1階の中程だったので思っていた以上に近かったです。 でも(1)は先行予約で購入し、(2)は1週間前に買ったチケットなので、不思議です。

最初は『永遠の明日』『ひとりじゃない』でした。 すぐに続けて『このまま君だけを奪い去りたい』『夢であるように』を披露。 最新アルバム『LOVERS CONCERTO』からの曲はここまで無し。

しかし次は『LOVERS CONCERTO』から『五線紙のラヴソング』を披露。 このとき(2)では、レコーディングにも参加しているバイオリン奏者の宮本笑里さんがステージに登場しました。 (1)ではDEENだけでの演奏だったのに。 池森さん(以下、秀ちゃん)「DEENが誇る天才作曲家の山根さんが作ったこの『五線紙のラヴソング』が クラシックな曲だったので、宮本笑里さんに参加していただきました」 という説明の後、今度はDEENだけで『セレナーデ』を演奏しました。

ここからは毎度お馴染みの田川さん(以下、巨匠)のソロ。 『A Lover's Concerto』『MEMORIES OF THE PAST』を共にアコースティックギターで披露しました。 そこからすぐに続けて秀ちゃんと山根さん(以下、公ちゃん)が加わり、 アコースティックコーナー突入。先ずは巨匠の初作曲ナンバー『LOVE FOREVER』でした。 その後改めてメンバ紹介。先程の秀ちゃんの発言を引っ張り、公ちゃんも巨匠のことを「もう一人の天才作曲家」と呼んでいましたが、 我々ファンにとっては秀ちゃんも「天才ヴォーカリスト」です。

ここで巨匠は大阪公演終了後の宿での出来事についてのMC。
巨匠「うちらが泊まったホテルは、温泉が出るホテルだったんです。」
秀ちゃん「温泉地だと、蛇口ひねれば温泉のお湯が出るってとこありますね。熱海とか。」
巨匠「ただ温泉は鉄サビの色が付いてたので、シャワーは普通のお湯を使ってたんですよ。 で、使ってたらシャワーの先端のところが外れちゃったんです。 ホテルのシャワーって家庭のより水圧高いから、シャワー用のホースがそれこそ鰻のように暴れて(会場笑) それでまずはお湯を止めなきゃいけないと思って、お湯の蛇口をひねればよかったのに、 慌ててたものだから水のほうを先に止めちゃって(会場笑)」
秀ちゃん「それは熱いよね」
巨匠「もう1回使ってたら、また取れたんです。今度はお湯のほうを止めました。そしたら冷たくて(会場笑)」

公ちゃんも負けじとMCで引っ張ります。対抗している訳ではないんでしょうけど。
秀ちゃん「今日は日曜日なので遠方から来てくださっている方々のために、早め(16時開演)にしています。」
公ちゃん「これ段々早くなっていったら、1日2公演も(観客拍手)」
秀ちゃん「じゃあそのうち1回は、上海ロックスターに1本通してやってもらいましょうか(観客拍手)」
公ちゃん「(困惑しながらも)俺そこ立ったことないんだよなー、どんな感じなの?」
ここで秀ちゃんと公ちゃんが立ち位置交換、公ちゃんがセンターへ
秀ちゃん「こりゃ楽だわ」
公ちゃん「それは俺が楽な役目ってこと言いたいの?(会場笑)せっかくなんで田川さんもどうですか」
と、巨匠までセンター席に座っていましたが、会場は微妙な空気に。

次の曲は、全員元の立ち位置に戻ってから曲紹介がありました。
秀ちゃん「アルバム『The Day』に入っている、今の季節にぴったりのバラードです。」
という曲紹介から『さよなら』へ。その前の『LOVE FOREVER』共々、コーラスの美しさが異常でした。

再びフルバンド編成になりますが、そこにレコーディングにも参加したparis matchのミズノマリさんが加わり、 最新シングル曲『Negai』を披露。 勿論このサプライズゲストも、(2)のみの出来事です。 次のMCでは
秀ちゃん「ANAの機内オーディオでparis matchの曲を初めて聴いて、 今までにない音だということで空港に降りてすぐCD買いに行きました。 そしてparis matchの曲を一人で手掛けている杉山洋介さんが気になって 僕のラジオに呼んだことが、今回のNegaiという曲のレコーディングに繋がりました。」
とparis matchとの出会いを説明したところで、paris matchのもう一人、杉山洋介さんをステージへ。 洋介さんは秀ちゃんに呼ばれる前にもう出てきてしまいましたけどね。 paris matchの2人がステージに上がったということで、彼ら2人がレコーディングに参加した曲 『harukaze』も披露されました。これは曲自体(1)では無かったもので、 急遽1曲追加された形。これはファンにとってもありがたいことです。

ここからは季節感思いっきり無視の『夏の翼』に続いて、 『瞳そらさないで』『Memories』というお馴染みの曲が。 毎度のことながら『瞳そらさないで』の演奏中は巨匠から目が離せません。 (1)では次の『リトルヒーロー』の間奏の間に2009年→2010年のカウントダウンがあり、 新年になった直後にまた歌い始めるという構成になっていました。 秀ちゃんは間奏中にカウントダウンというのを一度やってみたかったのだそうです。 そのため(1)の公演では途中のMCも巻いていた模様。

LIVEは勢いそのままに『YOU&I』『FAMILY』という疾走感のある2曲で終了間際まで来ました。
秀ちゃん「今年僕らは『Celebrate』というシングルを出しましたが、 それが何と、結婚式場で聴きたい曲投票第1位に選ばれました!」
という発表があり、それに続いて『Celebrate』でLIVE本編が終わりを告げました。

アンコールの最中、
「俺がDEENのツアーに参加したのは、3年前の冬だった」
というナレーションがあり、すっかりお馴染みのあの御方の時間に突入しました。 ナレーションではウーロンハイを頼んでいた上海ロックスターでしたが、 それが届かないうちにマネージャーに呼ばれたようで、
「ウーロンハイ届いてないのになー」
と仰っていました。そしたら(2)では本当にステージにウーロンハイが届けられました。 それを一口飲んで
「(上海ロックスター、ウーロンハイを吹く)これお酒入ってるじゃない!地味なドッキリだな(会場笑)後でここ拭いておきます」
更にバンドの方々を呼んで曲紹介するときも(1)では
「上海ロンリー、間違えた!」
と盛大にやらかしてくれました。秀ちゃんの言うように、やはり上海ロックスターが登場するときが一番の盛り上がりです。 ここで披露された曲は『ロンリーウルフ -上海ロックスター Episode3-』でした。

続いてはparis matchの2人もステージに呼ばれ、『Dance with my Music』。 ミズノマリさんも杉山洋介さんも曲の振り付けを行っていました。 そして
「アルバム『LOVERS CONCERTO』から元気の出るラブソングをお届けします」
という曲紹介から『そばにいるから』を経て、本当に最後の曲『星降る夜、この星で』でツアーは幕を閉じ、る予定でしたが、 それでは我々ファンは納得しません。

再びアンコールが起こって、秀ちゃんがステージに登場するも、(1)では
「本当に困ったもんだよ君たちは(会場笑)もうこれで終わりなんです、勘弁してください」
更に公ちゃんが蕎麦を食べながらステージに戻ってきて
秀ちゃん「DEENのリーダーが、年越し蕎麦カップ麺ですか」
公ちゃん「しょうがないでしょ」
蕎麦くらいゆっくり食べさせてあげたいというファンの思いから、(1)は『星降る夜、この星で』で完全に終演でした。

ところが(2)では
「これまでのツアーでもアンコールが起こって、その度に勘弁してくださいって、挨拶だけで済ませてたんですが、 最終日はそうもいかないようなので(会場拍手)、もう1曲歌います」
と、ニューアルバムから『幸せになろう』を1曲追加してくださいました。

最終公演だからってのもあるでしょうが、次から次にゲスト等のネタが仕込まれ、 LIVE用のアレンジの曲もあり、生演奏だからこその楽しさを堪能できました。 やはりDEENはLIVEに行ったほうが曲の価値は高まります。 次のLIVEは武道館公演。DEENはそれに向けての準備と、新作のレコーディングに突入します。


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