前鬼川本谷(孔雀又右谷)@
 スケールが大きくダイナミックな美渓 1779m 奈良県上北山村
 2014927日()晴→曇 9:30林道車止め駐車場→10:00本谷入口→10:5010m滝→12:15滝谷出合→15:00孔雀又左谷出合→15:50アメシ谷出合(テント泊)
好天の予報の週末、関西百名山未踏の大峰南方の山を目指すつもりが、沢登りガイド本を見ていて惹かれた本谷へ変更。6時前自宅発。南阪奈道から国道169号を南下、前鬼橋を渡ってすぐに右折、林道へ。入口に案内板やトイレあり。狭いが全面舗装の良い道。車止め地点にすでにかなりの車。釈迦岳登山によく利用されているよう。横の車の人たちも沢登り。山越えをして南の池郷川へ向かうという。相当に沢馴れしている感じ。車止め手前から吊り橋へ下るが橋は閉鎖。広くきれいな黒谷へ入渓。岸も歩める。しばらく進み、前鬼川に出合う。谷入口から渓谷美が素晴らしい。白い岩とエメラルドグリーンの淵。感動しつつスケールの大きさに圧倒され、気持ちがおじける。程なく2段10m滝。巻き登るのは容易だが、滝の落ち口上で対岸へ渡渉するのが要注意。水量が多くなく無難に通過。幅の広い滑滝が続く。気持ち和む場所だがゴム底の靴がすべりそうで怖く、乾いた端を進む。美しい渓相が展開するが、巨岩の累積をかわすのに難渋、スムーズに進めない。行場になっている滝谷との出合は変化があり面白い。通過も容易。ガイド本では要注意は上記渡渉くらいだが何か所か巻に難渋。孔雀又左谷との出合も、右谷へ入るのに難渋。出合から少し先でテント設営できそうだが先を急ぐ。白い岩床帯に入り、アメシ谷と出合う。1:1位の分岐。沢岸、植林帯。テント設営できそう。時間も程よく出渓。最初、河原で小石や木枝など除き、整地するが、上の植林帯で杉の小枝を敷き詰めたクッションの良い寝床発見、テント設営。暗くなってから水汲みに出かける。サンダル履きで沢への下降点が分からずウロウロ。ようやく水を汲み、戻ろうとすると、テントへ戻れずウロウロ。夕食は、お餅を湯でやわらかくした中に乾燥味噌汁の素を入れる。おいしい。⇒トップページ