静かな自然林の尾根道の風情が良いロングコース よこだかやま 767m 滋賀県大津市
雨上がりの仕事休みの日、月末の北アルプス山行に備え、鍛練のため、長い尾根歩きコースへ。六甲は食傷、
かねて歩きたかった比叡山から北へ伸びる縦走路へ。平日、通勤客で満員の電車に乗るのも気にならなくなる。
坂本駅から日吉大社へ立派な参道を進む。沿道、由緒ありげな寺社などあり、雰囲気が良い。神社入口左脇の
延暦寺表参道(本坂)入口の道標に従い、舗装道を登る。前回、無動寺道から登ったが、本コースがメインコース。
比叡山高校の授業中の教室を覗き見ながら登る。程なく舗装道から山道になる。広いが意外とダート、風情に乏しい。
蒸し暑く、けだるいが、一歩一歩淡々黙々と進む。古びた亀堂を見て程なく、ホテル延暦寺会館の脇を登り切り、
根本中堂前着。横川中堂への道標に従って進む途中、重要文化財の戒壇院と近年再建された立派な東塔に寄る。
平日だが観光客が結構いる。横川へは整備された参拝道。参拝料を取る料金所があるが黙って通過。道中、
由緒ある寺社が点在。観光客は少ない。釈迦堂の苔の美しさ!建物も美しい。料金所で呼び止められるが、
山歩きということでパス。奥比叡ドライブウエイを横切ったり、並行しながら進む。遠望に恵まれた好天になるが、
玉体杉で初めて展望が開ける。比叡山上に湧く雲が本格的な夏の到来を告げる。眼下に京都市街、
樹林越し琵琶湖も見える。以降、展望の開ける個所がなく、残念。鞍部へ下り、横川への道と分かれ、急斜面を登る。
短時間で平坦な山頂着。樹林中、雰囲気は良い。すぐ北の水井山への登り返しも急傾斜。山頂の雰囲気は悪くない。
仰木峠まで自然林の静かな尾根道、風情が良い。峠は交通の要衝だが変哲ない。大尾山の道標に従って進むが、
道標が少なく進路がやや不明瞭。小野山頂で進路を東へ変え、次に北進を続けると、林道に出、道標あり、一安心。
大尾山までほとんど林道歩き、風情がなく残念。林道から山道へ入り、程なく山頂着。三角点・山頂表示があるが
風情はない。更に尾根をたどれるようだが、大原へ下る。急傾斜を下り続け、沢へ降りる。昨日の雨で増水が心配。
予想以上に沢の中を進むため、進路が不明瞭。足元も悪く、やや難渋しながら進む。進路に迷う個所もあるが、
沢の中を進むと再び道が現れる。小さな沢だが水がきれいで、雰囲気は良い。終点に名瀑:音無滝あり。
観光客と共に鑑賞。三千院など観光スポットを素通り、バス停へ。バス便は多い。⇒トップページへ
2011年7月8日(金)晴 8:45JR比叡山坂本駅→10:05根本中堂→11:55山頂→12:40仰木峠→13:45大尾山
→14:55大原バス停