矢 頭 山
昨日は関西全域、快晴。所用で山行できず残念。今日は、曇のち雨の予報だが、どうしても山行したい。
和歌山の山へ行くつもりが、朝の予報では、奈良県北部は晴のち雨。急きょ、行き先変更。局ヶ岳と併せて本山へ。
「関西クルマで出かける山歩き」の中でも遠い山だが、国道368号を利用、両山クリアできそう。先日から寒波再来、
路面凍結を案じながら走る。国道から北畠神社方向、県道30号へ。県道43号、29号と走り、再び43号へ右折。
狭い舗装道を走り、矢頭峠を越え、急坂を下ると、中宮公園キャンプ場。雰囲気が良い。駐車場、トイレあり。
杉の巨木あり。案内板に、大昔から由緒ある信仰の山とある。峠側へ少し進むと、小橋の手前と先に山道入口あり。
手前が登山口だが、不動滝を見るため、先の道へ。やや荒れた道。趣のある小滝。岩壁に仏様の線彫、素朴。
登山道に合流、道、道標とも整備されている。しばらく沢沿いに登り、沢から離れ、急登が始まる。ロープがあるが
なくても登れる程度の急さ。樹間から突頭状のピークが複数見える。そのピークを一つ一つこなしながら進む。
急登の連続だが、全体にスケールが小さく、大したアップダウンではない。小ピークに一つ一つ名前が付いている。
最初のピーク:大日拝展望台の手前で、北面、青山高原の平長な広がり。展望台からは余り展望は得られない。
続いて小ピークを2つこなし、本命の山頂に立つ。北東方、馴染みのない松阪〜津方面の平野が広がる。
かすかに伊勢湾まで遠望。南西方、どっしり存在感のあるのは学能堂山か。後方、特徴ある鋭角は高見山。
狭い山頂に石の小社あり、篤き信仰の山らしい気配。仁王峠(=矢頭峠)への道標に従い、急傾斜を下る。
登路は、砂糖をまぶした程度の残雪だったが、残雪がやや多く、慎重に下る。後半、木段をトントン拍子で下り、
峠に降り立つ。峠や登山口標示はなく、林道矢頭線の看板のみ。下山路も道は整備されており、不安はない。
県道の急坂を下り、短時間で駐車場へ戻る。県道を通る車が時々あり、鉢合わせしそうになる。⇒トップページへ
2011年3月6(日)晴 8:45中宮公園→9:55山頂→10:35矢頭峠→10:45中宮公園