薬 師 岳 ③ |
薬師岳〜剱岳大縦走を実現できず残念だが良い事も多々あり 2926m 富山県富山市 |
2017年8月9日(水)雨 6:00五色ヶ原山荘→7:55獅子岳→9:00鬼岳東面→10:25一ノ越山荘→11:25室堂 |
昨日、大型・低速の台風が直撃、山荘に停滞。幸いこれまでで一番と言ってよい位居心地の良い山荘。書棚の山の写真集や山岳漫画などを見て退屈もせず。早朝まで風雨が続く。雨が上がることを期待したが小雨が続く。幸い風は収まり、台風通過後の静けさ。立山・剱縦走を断念、室堂へ下るだけ、ゆっくり出発してもよかったが4時起床。アルファ米とカレーの朝食後、準備でき次第、出発。夕食時言葉を交わした夫婦も同時に出る。雨具着用、一眼レフカメラをしまい、防水カメラを出す。しばらく湿原中、木道歩き。沿道を彩る草花に慰められる。自然の美しさがしみじみ心に染みる。絵になるクルマユリに出会う。ザラ峠の前後は、緩やかな起伏だがカルデラ外輪を歩いていると実感できる。左側、火口側へ急峻な崖。ガスに閉ざされ、すごさは感じられないが。獅子岳へ向かうにつれ、岩稜帯になる。4年前、赤牛岳から読売新道で黒部湖畔へ下山。平ノ小屋泊後、五色ヶ原へ登り、同じコースをたどったが風雨にたたられる。今回こそ好天下で歩きたく、好天の時季を選んだのに台風直撃。夏の草花の盛りだったのが救い。数回のライチョウとの出会いにも感激。山荘で立山のライチョウの生態を撮り続けた人の素晴らしい写真集を見、初めて生態を学んだ後で、余計に感動。ガスに閉ざされた獅子岳山頂を感動なく通過、岩稜帯を慎重に進むと雪渓にぶつかる。前回と比べ今年は雪渓がよく残り、斜面をヒヤヒヤ横切る。軽アイゼン持参が無難か。進路も分かりにくい。無事、岩稜、雪渓帯を抜ける。富山大学研究施設前の広場に出ると、すっかり安全圏。携帯がようやく通じ、家族に無事を知らせる。案じていたよう。分岐を見落とし、浄土山側へ下るつもりが一ノ越へ下る。幸いトイレあり。沿道の草花を見ながら整備された遊歩道を安気に下る。雨後の渓流沿い黄花が絵になる。シオガマの群生。室堂は、悪天の平日なのに人が多い。富山行直通バスは、台風の影響で運休。バス、ケーブルカーで立山駅へ下るが、電車も途中までで不通。代行バスで運行している電車駅まで行き、無事富山市内のホテル着。⇒トップページへ |