薬 師 岳 ② |
薬師岳〜剱岳大縦走を目指す 2926m 富山県富山市 |
2017年8月7日(月)晴→雨 4:05薬師岳山荘→5:00山頂→6:15北薬師岳→8:05間山→9:10スゴ乗越小屋→10:15スゴ乗越→11:10スゴノ頭→13:05越中沢岳→15:00鳶山→16:00五色ヶ原山荘 |
比較的眠れて3時起床。アルファ米、シチュー、魚缶詰の朝食後、出発。予報通り晴天。薄暗い中、ドーム状の山頂へ向かう。山頂手前でご来光。登頂の感動はないが展望は素晴らしい。雲ノ平越し槍・穂高。眼前、赤牛岳。4年前、雷雨の中、水晶岳から縦走した思い出深い山。目を転じると、これから向かう剱岳方向の山並み。展望を満喫、長い縦走へ踏み出す。薬師の特徴、カール。暑さはそれ程でもないが、足に力が入らず、足取りおぼつかない。歳で筋力が衰え、ストックが必要か。沿道を彩る草花と展望が救い。チングルマの群生にイワカガミの彩り。純白のカラマツソウ。登山地図より時間を要し、くたびれてスゴ乗越小屋着。小屋の人は気が好く、ようやく水をふんだに貰う。小屋前の東屋で休息。後続の女性とテント泊の若者一人。やはり五色ヶ原を目指している。眼前、スゴノ頭と越中沢岳、これからあれを乗り越すのか。予想より起伏の大きいシビアな縦走路。一旦下り続け、スゴ乗越着。中高生グループが休憩中。一息つき正念場の登りにかかる。忍の一字で登り続けるしかない。歩き通した薬師からの山並みを見晴らす。ようやくスゴノ頭着。赤牛を北から正面に見るようになる。以前縦走した野口五郎〜針ノ木の稜線のシルエットも確認。烏帽子岳が特徴的。眼前、越中沢岳。今回の縦走まで未知の山だったが風格あり。意を決し、一旦下り登り返す。いよいよ足に力が入らず、ポツポツ歩くのがやっと。以前は人より速足だったが後続女性に先を譲る。雲が湧いてき、展望がなくなる。予報通り15時ころから小雨。登山地図では、10時間弱で山荘着だが何時に着けるか不安。他にハイカーも見えない。幸い越中沢岳山頂からは穏やかな起伏。鳶山からの下りは歩きやすい木道。草花が一層美しくなるが、雨中、気が急いて、写真を撮れないのが残念。無事山荘着、安堵。台風接近中の平日、宿泊者が少なく、広い部屋に一人。くたびれ切って、夕食までの短時間、横になる。夕食時のテレビで皆台風情報が気になる。こちらへ向かっており、明日は雨の予報。他の宿泊者に同調、明日は五色ヶ原山荘滞留と決め、明日の剣山荘の予約をキャンセル。夜間、風雨になり、あきらめがつく。⇒トップページへ |