ヤケキ(焼木)谷
中盤の荒廃が残念だが、入出渓が楽で気軽に遡行できる小渓 945m 三重県鈴鹿市
2017101日()晴→曇 8:15山の家駐車場→9:00入渓→10:40分岐→11:35出渓→10:40分岐→12:35宮指路岳→14:30駐車場
全国的に好天の予報の週末、信州の300名山行の計画だったが、仕事で週末まで落ち着かず断念。以前ネットで無難な沢を探し、興味を惹かれた本沢へ。新名神を走り、鈴鹿ICで降り、小須岐渓谷の道標に従い渓谷沿いの狭い舗装道を走る。入渓点まで車で入れるが道路の状態が不安、広い山の家駐車場に停める。トイレもある。車道を進むと、屏風岩辺りで通行止め。少し先で土砂崩れで道が埋まっている。夏の台風の被害か。入道ヶ岳への登山口を見て小橋を渡り、少し進むと、大石橋着。橋を渡ると、宮指路岳への道標と登山口。この山道でもよいがすぐ手前の沢沿いの林道を進む。堰堤を過ぎた所で入渓。少し進むと、雰囲気が良くなる。小滝を幾つか難なく通過。大岩帯を過ぎると、10m滝。左右、急斜面だが木枝など手掛かりあり。どちらから巻くか迷うが右斜面に取り付く。木枝頼りに緊張して登ると、山道に出る。しばらく小滝が続き、無難に進む。穏やかで雰囲気の良い沢だが、中盤、倒木が多く残念。進むに難渋。次の10m滝を無難に巻いた後、分岐。直進する沢より、右の沢の方が水流が多い。西から北へ90度向きを変える地点。右へ。傾斜が急になり、チョックストーン滝に直面。左右、急斜面。右から巻くが緊張し手間取る。この後、ネット情報にあるヤケギ大ナメ。滑滝というより斜滝。緊張して直登する個所もあるが、概ね無難に登り進む。終盤、渓相が穏やかになるが趣が良く、気分よく進める。登山道標があり、山道が横切る地点で出渓。先の分岐点から先は、倒木もなく、雰囲気が良い。靴を履き替え、宮指路岳を目指す。予想より山頂まで遠い。好天の予報に反し曇天だが展望はある。道中、鈴鹿の平野を見晴らす。岩場から眼前、印象的な「犬返しの険」の岩稜越し双耳の仙ヶ岳。上り下りし、登り返してようやく登頂。入道ヶ岳まで縦走し下山することも考えたが、無理せず引き返し、ヤケキコースを下る。総じて急傾斜。要所に道標があるが、出渓点へ下る道を見失い、一時コースアウト。途中、沢中を進んだり、やや迷いやすい。歩きやすい道ではないが山道らしい。気の張らない沢歩きを楽しめお勧めの沢。⇒トップページ