若杉原生林
好天の休日、気分よく走っていたら第二神明が工事渋滞、地道に降り、カーナビ任せで走るが大幅な時間ロス。
ちくさ高原スキー場を走り抜け、峰越峠の広い路肩に駐車。県境標示の手前、右手の枝道へ。休憩舎あり。
のっけからブナ林が現れ歓声。登山口に「天児屋川源流」標柱あり。植林帯を登り切ると、緩やかな起伏の快歩路。
岡山側は植林だが兵庫側はブナが点在。杉と混合林なのが残念だが、素晴らしいブナ林を鑑賞できる。
30分で江浪峠への分岐。源流標柱と源流探訪ツアーコースのパネルがある。この先、やや道が悪くなるが、
竹やぶが刈り払われ、切り株でやや難儀するが感謝。程なく石仏のある江浪峠着。そのまま進むと源流に至るが、
目的の三国平を目指す。ピンクテープに誘導される。竹やぶを切り開いた平坦地にお馴染み宍粟50名山標柱。
この先、なだらかな稜線をたどり三室山へ行けるのではと期待していたが、踏み跡もテープも見当たらない。
引き返し、若杉峠を目指す。林道を横切り登り返すと、北東の樹林が切り払われ、のびやかな展望が広がる。
眼前、くらます(山名)越し氷ノ山、その左に扇ノ山。江浪峠〜若杉峠間は植林で自然林は乏しいが、
展望のプロムナード。振り返ると、三室山も見えてくる。正面に優美な東山。岡山の山はほとんど未踏だが魅かれる。
展望もなくなり、つまらなくなったころ廃屋に出る。左へ林道を進んですぐ右に若杉峠への山道入口、見落としやすい。
小道標、テープあり。ようやく登りらしい登りを経て峠へ。石仏のある峠らしい峠。案内板、道標が整備されている。
一帯、ブナが点在、雰囲気が良くなる。少し登ると展望の良い休憩舎があるがおしゃべりに興じる団体で一杯。
折り返す予定だったが、予想以上の自然林の良さに魅かれ、中国自然歩道をどんどん進んでしまう。
これ程スケールの大きな原生林帯が簡単にアプローチできる場所にあるとは。紅葉時は素晴らしそう。
歴史を感じさせる石畳の道、渓流の趣も良い。空身で登ってくる人が数人。原生林帯を抜けると、大駐車場あり。
車道を歩き峰越峠へ戻る。車だと峠を越えて駐車場まで短時間。原生林帯は休憩舎を経由して周回できる。
⇒トップページへ
ブナ林とのびやかな展望のプロムナードを経て素晴らしい原生林帯へ 兵庫県宍粟市千種町
2008年9月23日(火)晴 10:05峰越峠→10:50三国平→12:05若杉峠→13:05原生林入口→13:45峰越峠