鵜 川 左 俣 |
醍醐味がなく物足りないが安気な散歩を楽しめる沢 うかわひだりまた 滋賀県高島市 |
2014年8月24日(月)曇→雨 8:00駐車点→8:30二俣→9:5010m滝→11:25尾根→13:25林道→14:15駐車点 |
今年の夏は異例の天候不順続き。雨模様の日が多く、沢は増水が心配。今月初めの夏山山行後、山行しておらず、雨天でも山歩きしたい気分。ネットの「さわナビ」紹介の入門級の本沢、物足りなさそうで見送っていたが、天候不順でも大丈夫かと向かう。名神高速:京都東ICから湖西道路を北上、右にローソンを見て、鵜川を渡り、枝道へ左折。少し先に林道鵜川村井線の道標あり。道なりに進むと、獣害防止のゲート。何と先行車1台、沢装備の高齢男女3名。沢登りで他の沢登りの人と会ったことは2回ほどしかないが、こんな日にマイナーな沢で。通行止め掲示板もあるが、ゲートを開け、ネット情報にある駐車場まで少し進む。広い空地があるが路肩に駐車。沢装備を身に付け、車道を少し戻ると、堰堤あり。先行3人は堰堤手前から入渓。堰堤上を渡り、対岸へ。踏み跡をたどり、難なく沢の河原へ降りる。沢は広く、降雨の影響か水量多く、水勢強く、気持ちがひるむ。浅瀬を探しながら慎重に進む。水がやや濁っているが雰囲気は悪くない。前回の沢登りで一眼レフカメラが水没、故障。新たに買った小型防水カメラ(オリンパスのタフ)持参、不慣れでうまく撮れなかったが、かさばらず、水没OK。30分で二俣、右が本流、左へ。二俣を分ける尾根に延びる道があり、下降時に使える。沢が小さくなり、水勢も弱まり、安気に進めるようになる。小滝が断続的に現れるが難なく登れるか巻ける。明るい花崗岩の沢、終始暖傾斜で滑滝が多い。ネット情報にある石橋は崩れたのかはっきりと分からない。安気に進み続けると、次の二俣。水量の多い右へ。すぐにハイライトの10m滝。無難に左から巻く。踏み跡らしきもあり、容易に巻ける。次の6m滝は直登できそうだが併せて巻いてしまう。その後は凡流化、ダレてくる。途中、崖崩れの跡を見る。流木がかなり多く、風情を損なっている。雰囲気の悪くない樹林中、流れが細くなり、分岐も多くなる。水流の多い方へ進み続ける。沢中より両岸の樹林帯の方が歩きやすくなる。暖傾斜のまま疎林中を登り切る。尾根道に出、安心。終盤、進路に自信がなかったが、鵜川入口の小道標あり。 ネット情報どおり、嘉嶺ヶ岳と滝山との鞍部に出ている。ネット情報では、嘉嶺ヶ岳から最初の二俣へ伸びる尾根上の道を下降するが、時間の余裕もあり、未踏の滝山から南東、牛山への道へ。短時間の登りで滝山登頂。途中、ホトトギスと出合う。新カメラはマクロ撮影も売り、きれいに撮れている。山頂からの進路が不明瞭、南東へ少し進むと、尾根上、明瞭な道が延びる。しばらく下り進むと、進路不明瞭になる。テープと踏み跡を探りながら進む。登山地図では複数分岐があるが分岐点不明。東進する明瞭な道に出て安心。牛山山腹を巻く道か。途中、牛山上の尾根道へ出ようと、道からはずれ急斜面を登り続ける。尾根上に出るのは大変そう、やめて下降するが、元の道へ戻れない。思いがけない道迷い。あせり下降中、高価なコンパス紛失、探しに戻ったり時間ロス。汗だくでガレた急斜面の下降を続け、荒廃した林道に降り立つ。位置が分からず、適当に進むが行止まり。引き返し、ようやく湖西道路に出る。そのころには雨も本降り。国道沿いテクテク歩き、濡れそぼって駐車点へ戻る。滝山から南東へ下るコースは、不明瞭で勧められない。ネット情報にある尾根道を降るのが無難かつ最短。⇒トップページへ |