塔 ノ 岳

横浜を去る前、最後に登る丹沢の表の顔 とおのだけ 1491m 神奈川県秦野市

2010322日()晴 8:35戸沢山荘駐車場→9:35大倉尾根10:40山頂→11:50書策小屋跡→13:15駐車場   

4月1日横浜を去る日が近づき、引越し準備も気になるが、3連休最後の日、好天に引かれ、横浜から最後の山行へ。
人の少ない西丹沢が好きで、渓流、滝、樹林の趣の良い畦ヶ丸へ登り、未踏の大滝沢へ下るコースを考えるが、展望がなく、
好天の予報に、丹沢を代表する好展望の本山へ。長い大倉尾根を登るのが一般的だが、早く帰宅したく、戸沢から最短コースで登る。
沢登りで何度か通った長い戸川林道のガタガタ道を走り、戸沢山荘下の河原の駐車場着。既に数台駐車。青空をバックに冬枯れの山肌にも
春の気配が感じられる。沢登り後の下山路にした天神尾根を登る。急傾斜の直登、小さくジグを切りながら一歩一歩、着実に登る。
悪路だが、真新しい丸太の階段が整備されている。一本調子の急登をこなし、大倉尾根に出ると、ハイカーが増える。開けた尾根道から
振り返ると秦野市街、相模湾の展望が広がる。富士、愛鷹山、箱根山と展開。横浜からの山行、最後の日、素晴らしい天気に恵まれる。
丹沢の銀座コース、大勢の人に踏まれ、やつれ、木段で補強された広い道を淡々と登る。予想以上に時間を要し、花立山荘着。
ここからの展望は素晴らしく、登りのしんどさを忘れる。写真撮影と小休止後、山頂目指し最後の頑張り。三ノ塔越し大山がよく見えてくる。
程なく馴染みの広い山頂着。期待どおりの素晴らしい展望。アチコチから富士を見てきたが、本山からの富士も素晴らしい。
檜洞丸の後方遠く冠雪の南アルプス。塔ノ岳〜丹沢山〜蛭ヶ岳〜檜洞丸の大縦走を果たせなかったのが心残り。
展望を満喫、昼食後、三ノ塔側へ下る。昨日の雨で路面がぬかるみ、足元がドロドロにならないよう慎重に足を運ぶ。メインコース、
次々に登って来る人とすれ違う。新大日茶屋を経て書策(かいさく)小屋跡着。メインコースからはずれ、書策新道へ。ロープが張られ、
危険、立入禁止の標示があるが沢登り後の下山路にした勝手知ったる道。急斜面の細い道を慎重に下る。危険個所にはロープが張られ、
慎重に進めばそれ程危険ではないが、一般ハイカーには勧められない。セドノ沢へ下り切り、白竜ノ滝を見てしばし沢沿いに下る。
セドノ沢からはずれ、水無川本谷へ、足元危うい山腹の斜面を慎重にトラバース。丹沢の沢登りでは一番人気の本谷中間点に降り立つ。
昨秋熱中した沢登りだが、熱が冷めると、一人よくこんな沢を登り詰めたものだと思う。この先、一部道の崩落した一番の難所を通過、
ロープを掴み急ぎ通過。後は、道も良くなり、植林帯の中、趣の良い本谷を見下ろしながら淡々と下り切る。だれもいないと思いきや、
後続の女性一人、登って来る男性一人あり。神奈川での山行、丹沢に始まり、丹沢で終わる。⇒トップページ