ヤブさえなければ素晴らしい展望コース てんじややま 1244m 兵庫県宍粟市
2018624日()晴 8:10空山登山口→9:10空山900m→10:251081m点(大通峠南西)12:45山頂→14:05三国平15:40舗装林道16:20駐車点地図
梅雨の最中、幸い週末好天に恵まれ、また道のないコースにチャレンジ。今年4月、三室山頂で江浪峠から縦走してきた人と遇い、本山名を聞く。地図には高度表記しかないが山麓に天児屋川が流れる。ネットで調べると、三国平から往復のレポートが複数。積雪期以外に大通峠までの縦走はまれ。大通峠から縦走の報告はない。空山から大通峠へ伸びる尾根も歩きたく、本周回コースを計画。これまでヤブ山に意図して向かうことはなかったが、最近読んだ古書「雪山・藪山」(川崎精雄著)に「厳冬のアルプスへ向うと同じく、夏は蒸されるような、汗で目がくらみ頭の芯がぼやけるような、猛烈な藪山へ登ることこそ、正統登山道である」に感銘を受け、初めて意識して藪山へ向かう。中国道:山崎ICで降り、県道53号から72号を北上。ちくさ高原へ向かい、中野の郵便局を過ぎた辺りで空山への道標と広い駐車場あり。小橋を渡り、集落内の道を進む。山里の雰囲気が良い。道標に従い、山道へ。渓流沿いに登り詰める。暖傾斜から終盤急傾斜になるが楽勝で登頂。石柱「平成の大馬鹿門」あり。作品名の割に単純な石柱。眼前、後山が大きい。北へ縦走。幸いヤブはなく、仕事道あり歩きやすい。植林帯で風情は乏しい。樹間から三室山〜竹呂山が間近い。小ピークを幾つかこなし、順調に1081m点着。自然林帯になり、雰囲気が良い。眼前に見える1199mピーク目指し、広い鞍部へ下る。ヤブはまだ大したことない。山頂手前で頭上を覆う濃いヤブに阻まれる。撤退したくなるが歯向かう。竹、竹を押し広げ、踏みつけ進む。山頂はヤブが少しおとなしい。ヤブ原上、思いがけず好展望。姿良いくらますの後方、扇ノ山、氷ノ山。眼前の本山へ向かう。まだヤブはおとなしい。登路から往路を振り返る。終始、三室山、後山が見える。山頂手前でヤブが濃くなる。ヤブこぎ独特の疲労感あり、足元がふらつく。突破し、山頂部に抜け出る。ここもヤブ原上、好展望。この山域の山々を一望。この先、ヤブ高原に自然林が点在、雰囲気が良いが進路が分かりにくい。地図、磁石を見ても分かりづらく見当で進む。所々現れるテープに助けられ、無事、三国平着。自然林少なく期待外れ。江浪峠から天児屋川渓流沿い緩やかに下る。途中、道があいまいになるが峠から45分程で明瞭な道に出、さらに15分で舗装道に合流。道中、たたらの里学習館あり。清流の趣は良いが林道歩きが長くダレる。県道合流後も車道歩きが長く、山里の美しさが慰め。積雪期はとても良さそうなコース。トップページ