天 狗 山

ミニ沢登りを経て瀬戸内の島々を展望できる山頂へ てんぐやま 392m 岡山県赤穂市

2012416日()曇 9:30JR寒河駅→9:50登山口→11:10山頂→11:30小天狗→12:15寒河駅

例年以上に寒気厳しい冬が明け、一気に春めき桜も散り始めている。雪山にハマっていたが堪能、仕事疲れもあり、
雪のない低山へ。「低山ワールドを楽しむ」(ナカニシヤ)で惹かれた山。JR利用でも行けるが本数が少なく、車で。
国道2号を西進、龍野から山陽道へ。赤穂ICで降り、国道250号を西進。桜に彩られた寒河駅前の路肩に駐車。
国道を少し西進、小学校前で右の枝道へ。住宅街を進み、Y字の分岐で右へ。最後の建物を過ぎると、眼前、
ガイド本紹介の岩塔。これは難しそう。山道入口に登山口道標。往路、唯一の道標。ガイド本紹介どおり、
険しい岩壁右手のブッシュ中を登れそう。すぐ下の小川まで降り、取り付き点を確認。いばらの多そうな濃いブッシュ、
君子危うきに近寄らず、山道へ戻る。ヤブ漕ぎ覚悟でないと登れない。少し登ると、固い岩盤の小渓流になる。
趣が良い。沢中を進めるが岩が滑りやすい。沢沿いの道から暖傾斜になり、切り開かれた林道に出る。
貯水池が3つ続く。案内板を見ると江戸〜明治時代の建造。三ツ池沿い小道を安気に進む。小鞍部から縦走路へ。
道標はないが、なだらかなドーム状の尾根に道が続く。低灌木とシダ類に覆われた尾根から展望が開ける。眼下、
三ツ池、低山のマイルドな山並み越し、瀬戸内の島々。最初のピーク上で道が分岐、右へ。眼前の本山へ向かい
緩やかな起伏を通過後、本山への急登にかかる。少しきついが短時間で登頂。天狗の鼻のような小岩塔上から
瀬戸内の景観が広がる。薄く見える大陸は小豆島か。背後、低山の山並み。ハイキングコースの案内板、
山頂標柱あり。三角点標柱の代わり、岩盤に丸い金属プレート、めずらしい。岩のベンチ上で軽食後、南へ尾根筋を
たどる。眼前の小山に登ると、小天狗の表示。瀬戸内の景色を見ながら軽快に下る。ツツジが沿道を彩り、すっかり
春めいている。後半、急な下りを経て、神社境内へ降り立つ。こちらから登ってくる女性、学生たちと会う。
登山口道標もあり、こちらがメインコースのようだが本周回がお勧め。短時間で駅前に戻る。⇒トップページ