樽 前 山

2005618日()曇 8:00登山口→9:00東山→11:00風不死岳→13:00登山口

風不死岳(ふっぷしだけ、1102m)と併せて登るのがお勧めの名山 たるまえさん 1041m 千歳市

早く目が覚めてしまい、6時半発。曇天だが好転すると楽観。国道453号を快走、支笏湖温泉を過ぎ、
国道267号から樽前山の道標に従い左折。すぐに砂利道になるがダートではなく、程なく7合目着。
予想より狭い駐車場はすでにかなりの車。週末は、早く着かないと満車になりそう。トイレあり。
駐車場から即登山口。風不死岳に先に登る場合は、駐車場入口手前、山荘の向い、道路沿いに登山口。
駐車場からウコンウツギの花盛り。本州のウツギはピンクだが上品なクリーム色。道中を彩る。
少し登ると、可愛いエゾイソツツジも彩りに加わる。すぐに樹林帯を抜け、火山らしい砂礫の登り。
山腹を巻く緩やかな登りできつくない。振り返ると、支笏湖と湖畔の紋別岳などの連なり、
雲っていてスッキリ見えないのが残念。山麓の広大な樹海も雲に覆われている。
外輪山の稜線に出ると、火口原の中、硫黄ガスを噴き出す巨大な溶岩塊。そこが最高点だが立入禁止。
目の前の東山1023mに短時間で立つ。立派な山頂標示と三角点があるが登頂した気分にはなれない。
黒々不気味な溶岩塊を眺めながら外輪山の稜線を進む。正面の風不死岳は雲に閉ざされ残念。
分岐点には小さな道標があるが、文字が消えており、地図は必携。外輪山から離れ、眼前のピークへ。
ピークへの登路もあるが巻き道を進むと、駐車場から延びる道と合流。意外と風不死を目指す人が多い。
それまでの不毛な砂礫帯とは対照的に緑豊かな世界へ。草木の趣が大変良く、気持ちよく進む。
コメツツジに代わり一面、舞鶴草の群生。白花エンレイソウも多いが、残念ながら盛りを過ぎている。
鞍部を過ぎると急登が始まる。ウツギの中、ロープ、鎖の助けも借りてよじ登る。きついのはここだけ。
急登をこなすと、ダケカンバ林の中、山頂まで緩やかな尾根歩き。狭い山頂に大勢の人が昼食中。
ガスに閉ざされ展望ゼロ。バナナとパンの昼食後、いさぎよくあきらめ引き返す。
風不死の稜線から駐車場までの長い直線の下りはややダレルが、ウツギとコメツツジが砂礫を彩る。
※アイヌ語で、タオロ・マイは「川岸の高い所」、フップ・ウシは「トドマツの多い山」。トップページ