滝 谷 山

名峰:雲取山に対面するマイナーな山だが灌木林の趣が良い たきたにやま 876m 京都市左京区

雲取山だけでは物足りず、国道を挟んで対面する本山へ。ガイド本未紹介の山。旧花背小校舎向かいの自治会館
(京都市民農園の掲示あり)裏の狭い舗装道を登る。ラインOLコース道標あり。農家の犬に吠えられながら坂を上る。
右の畑が市民農園か。OLコース道標に従い林道へ。一帯、花背山の家のレジャーエリア。和佐谷峠への道標が現れ、
安心。渓流沿い植林帯を緩やかに登る。静かで落ち着いた雰囲気が良い。詰めの急登をこなし、峠着。緩やかな
起伏の尾根上、林道が走る。自然林の灌木帯、雲取山と似た雰囲気。樹林越し、秋枯れの山々が見えるが、展望が
開ける個所はない。林道から横の小山に登ると、灌木林の風情が一層良い。林道へ戻り、しばらく進んだ後、見当で
本山の方へ登る。道はないが、疎林中、歩きやすい。なだらかな尾根を進み、短時間で平坦な山頂着。
三角点、山頂表示あり。展望はないが雰囲気は良い。テープに従い、北へ緩やかに下る。林道に戻ると、登山口道標
あり。雰囲気の良さに惹かれ、そのまま北進後、西進、周回することに。紅葉のあでやかさはないが、晩秋の淡い
色合いに心穏やか。登山地図には、破線の山道があるが、林道を進んでも山道も目印も出てこない。林道は
北東へ下り始める。ままよと疎林の斜面に取り付く。急斜面を登り切ると、幸いテープと踏み跡あり。テープに導かれ、
尾根上の踏み跡をたどると、朽ちた道標あり。道標の滝谷の方へ下るが、踏み跡もテープも全くない。磁石を見ながら
尾根を外さないように下る。ひどいブッシュはないが、茂みの中、急斜面を下り切り、谷川に降り立つ。小渓流沿い
進路を探りながら進む。沢の出合で小滝あり、渓相が険しくなる。ピンチ!沢登りの高巻きの要領で険しい壁を下る。
幸いロープあり。渋い雰囲気の沢。難所を過ぎ、程なく林道終点に出る。下る尾根筋が少しずれたが、おおむね
目標方向に進め、満足。小雨がパラつき始める。10分で国道に出る。傘をさして南進、20分で駐車場に戻る。
幸い道迷いに陥らなかったが、和佐谷峠からの往復が無難。雲取山と併せて登るに程よい山。⇒トップページ

20111125日()曇 12:35花背小跡→13:15和佐谷峠→13:30山頂→15:00滝谷林道終点→15:30駐車場