高 天 谷 |
大滝のない小ぶりの谷だが斜瀑が連続、面白い沢 たかまだに 奈良県御所市 |
2019年8月25日(日)曇×晴 7:45高天彦神社→8:00入渓→9:30出渓→10:05縦走路→10:50葛木神社→11:35不動道下山口→13:05高天彦神社(地図) |
翌日、東京出張を控え、おとなしくしているつもりが、天気好転の予報に沢へ行きたくなる。短時間で無難に登降できる沢へ。9年前、関西で最初の沢登り、好印象だった本谷へ。南阪奈道:葛城ICで降り、県道30号を南下。高天の道標に従い右の枝道へ。短時間で高天彦神社前の駐車場着。ハイカー数人。前回の下山道:郵便道がH23、29の台風で崩落、通行止めの掲示。沢の様子が心配。トイレ借用後、沢装備着用、出発。沢沿いの道を進むと、正面に10m程の高天滝。地味。右壁の鉄梯子を登り、滝上に出る。気分よく遡行を始めると、すぐに小堰堤。両壁切り立っており、とまどう。後続男性が左壁にワイヤーがあると教えてくれる。ワイヤー頼りに何とか堰堤を越える。やれやれと思いきやすぐに10m滝。巻くのが難しそうだが右の土壁をよじ登り、踏み跡をたどり、無難に巻ける。後続男性は足早に先行。沢で単独の人に会ったのは初めてか。マイペースでポツポツ進む。程よい傾斜の斜瀑の連続、ほとんど直登できる。巻くのも容易。狭い溝状岩間に奔流。ひるむが、取付くと、階段状に足掛かりあり、無難にこなす。壊れた小堰堤の痕跡を見て、二俣着。この辺り、土石、倒木が堆積、無残。進行も難渋。左俣は急な斜瀑、暖傾斜の右俣へ。荒れているが滑滝が続く。再び土石、倒木。その先に広い滑り台のような滑滝。倒木を乗り越え、取付くとそれ程難しくなく登れる。谷が狭くなり、荒廃した雰囲気、遡行意欲がなくなった所で右の小尾根からロープが垂れているが、もう少し進んでみる。進路を北に取るところ(地図のピンク線)、荒れていて北西へ進んでしまう。水が枯れ、沢靴を泥だらけにし苦労して右の小尾根に登るが、急過ぎる。隣の尾根へきわどく斜行。植林帯の急斜面をあえぎあえぎ登り、ようやく暖傾斜となり、縦走路に出る。前回と比べ荒れており、出渓後の急登も不快でお勧めできない。金剛山頂まで足を延ばす。一の鳥居から先、聖域の気配が良い。ハイカーも多くなる。葛城神社に参拝後、山頂広場で休憩。老若男女でにぎやか。広場奥から裏道を進み、ブナ林を見て往路へ戻る。郵便道下山口からマツバカケ尾根ルートを下降。地図には未記載だが整備された良い道。手入れされた植林帯、風情は乏しい。登りのハイカー数人と遇う。数か所分岐するが赤テープのある尾根道をたどる。下り切り、高天沢を渡渉。設置タワシで沢靴を洗う。短時間で駐車場へ戻る。⇒トップページへ |