高 場 山
ワイルドな渓流沿いの道を詰め、好展望の山頂へ たかばやま 797m 兵庫県姫路市
2009年2月7日(土)晴 8:35墓地駐車場→9:40貯水池→10:00山頂→11:20駐車場
ようやく好天の週末に恵まれる。路面凍結を案じながらやや北方の山へ。国道2号から播但道を北上、
スキー場へ向うのかいつもより車が多い。神崎南ICから県道8号へ。草色の欄干の宮野橋を渡り、左折。
集落を抜け、しばらくで右上にきれいな墓地がある。広い駐車場あり。舗装道を少し進むと、ダートな林道になる。
大正時代の水力発電所跡の先からやや急な登りとなる。ワイルドな渓流沿い、谷を詰めるように登る。
渓谷を高巻くため、水音を聞きながら渓流は見えない。道標は全くなく、倒木のあるダートな道だが、道は明瞭。
昔、雪彦山へ詣でるのに利用されていたという。後半、暖傾斜の楽な道になる。高見から見事な三段ノ滝を見る。
この先、渓流を見ながら潅木帯を進む。侘びた雰囲気が良い。程なく、風情の良い静かな貯水池に出る。
池の端に薄い氷が張っている。堰堤を渡り、少し水平に進むと、送電線鉄塔管理用のプラ階段が現れる。
急斜面の取り付き部は崩落し歩きづらいが、その先は短くジグを切りながら急斜面を黙々登る。尾根上に出、
鉄塔の見える山頂へ向う。鹿除けネットを開き、開けた狭い山頂に上がる。素晴らしい展望に気持ちがはやる。
西方、近くに雪彦山と岩塔。その左方、特徴的な尖りは明神山か。南方、七種山と七種槍が展開。
東方、笠形山が優美に展開。墨絵のような山並みの連なり。すぐ背後に鉄塔があるが、名峰鑑賞の
邪魔にはならない。去りがたい気分で引き返す。途中、斜面を少し下り、二ノ滝を見る。寄って見る値打ちあり。
発電所跡は石垣があるだけだがワイルドな渓流を鑑賞できる。⇒トップページへ