書 写 山

2007623日()晴 9:50ロープウエイ駅→11:20山頂→13:00姫路工大前

山上の名刹巡りが素晴らしい「西の比叡山」 しょしゃざん 371m 兵庫県姫路市

兵庫の名山ながら低山すぎて見送っていた山。姫路の有名な「ゆかた祭り」に合わせて出かける。
JR神戸駅から新快速30分強で姫路駅着。バス停が分からずウロウロ。ガイド本には市バス利用とあるが
今は神姫バスのみ。駅前の山陽百貨店バスターミナルから書写ロープウエイ駅行きに乗る。1時間に2〜3本。
終点まで30分、車中、姫路の街並みがめずらしい。駅前の無料駐車場前に「東坂参道」の小道標あり。
以降、この道標がこまめに現れ、住宅街の中導かれ、10分で登山口。露岩の多い暖傾斜の登り、明るく開け、
気分良いが、日照りにさらされ帽子が欲しい。高度感は乏しいが南方のびやかな展望が広がる。
ほどなくロープウエイ山上駅前。少し進むと、思いがけず料金所、寄付金300円取られる。
しばらくで仁王門。この先、山上一帯、円教寺名刹が点在。新緑越しに壮大な摩尼殿を見上げる。
京の清水寺に似ている。一般にはまっすぐ大講堂へ向うが、あくまでも山登り、山頂を目指し、白山権現へ。
権現の社裏の高みが最高点か、色々な山の会の小板あり。そのまま人気のない道を進むと大講堂前に出る。
講堂、食堂(じきどう)に囲まれた空間、のびやかに心安らぐ。奈良、京の名刹に比肩する気配、
日常の街中には決して見出せない空間。食堂内の展示品を拝顔。表情・姿の良い仏像や古い鬼瓦に感銘。
京・奈良と違い、観光客のいない静けさが良い。が、ゆかた姿の若い女性3人連れ(2人は外国の人)、
暗い堂内に花が咲く。すぐ向いにある姫路城主の廟堂も気配が良い。大講堂のなす空間に浸りながら昼食。
左甚五郎の彫刻のある立派な奥之院を見て、ガイド通り刀出坂へ。今日はスニーカーで来たが、東坂と違い
足元が悪そう。バスも本数が少なく、下山後の待ち時間が長そうで思い直し、摩尼殿へ戻り、西坂を下る。
林道のような広い平坦路で歩きやすいが面白味はない。やはり、刀出坂の方が山道らしいかも。
ただ、こちらはバスの本数は多い。ゆかた祭りの長壁神社、小さくて見落とし、訊ね訊ねようやく探し当てる。
西日本最大という露天の多さに仰天、ゆかた姿はほとんど見当たらず、「露天祭り」。⇒トップページ