杉 山
大周回に失敗、無名峰登頂でリタイア すぎやま 1088m 兵庫県宍粟市 
202029日()雪×曇 9:30駐車点11:55970m点13:45駐車点地図
暖冬だったが数日前から寒気厳しく、県北は降雪、スキー場営業開始のニュース。この冬初めての雪山行。県北は雪模様の予報。行先に迷い、平石山か本周回(地図のピンク線)か車を走らせながら決めることに。結局、何度も登っている平石山より本周回にする。県道6号を北上するにつれ雪化粧した里山が美しいが百千家満から草木ダムへの峠越えが心配。奥に集落があることから通過できるはずと楽観、山道へ入る。冠雪の道路の轍をたどるが車が蛇行、峠手前で車輪が空転、立ち往生。地元の軽四2台が両方から来る。4輪駆動でないと無理と言われる。スコップも持参せず、足で雪を払い、何とか前進。ポンピングアクセルでかろうじて峠越え、集落内への道を進む。除雪された広い路肩に駐車。先ほどの軽四2台が通りすがりに声を掛けてくれる。下りはブレーキがきかず危険、昼間雪が緩むのを待ち、午後3時までには峠を越えるよう助言される。最悪、車を残して帰るか。今日中に帰れるか。憂鬱な気分で出発準備。スパッツ着用、ストック、ワカン持参。地図の970m点から上千町へ長く西へ伸びる尾根に取り付くことに。川を渡れる地点へ向かいしばらく車道を歩く。上千町集落の大段山登山口を過ぎた辺りで、鉄線ゲートを開いて進む。もう1か所ゲートを開き、尾根端に取り付く。しばらく急登。短時間で登り切ると、後は総じて暖傾斜。幸いヤブはなく難渋せず進める。予想以上の積雪だが軽い新雪、ワカン着用せず進むが深雪になり、ワカン着用。所々低灌木に遮られる。雪面の下も倒木や灌木があり、足を取られることあり。無雪期だと進めるか?降りしきっていた雪が小やみになり、時々陽が差す薄曇りになる。帰路の無事を祈る。前半、植林帯、趣に乏しいが、次第に自然林となり、山頂手前、趣が良い。山頂部で樹木の説明板や道標が現れる。樹林の切れ間から雪化粧した笠杉山が美しい。せめて杉山までは行きたかったが帰路を急ぎ、断念。道標に従い、北西の林道へ下降し始めるが進路が不安、引き返し、無難に往路の自分の足跡をたどる。早めに無事下山。駐車点は朝より雪が融けており、無事を祈りながら峠越え。エンジンブレーキをきかせながら低速で下る。無事国道に出る。軽率な判断を反省。トップページ