シ シ ガ 谷 |
遡行の醍醐味はないが楊梅滝とシシ岩、清流が魅力の小渓 1060m 滋賀県大津市 |
2014年5月6日(火)快晴 8:55JR北小松駅→9:35入渓→10:05楊梅雄滝→10:30シシ岩→11:35出渓→12:25ヤケ山→13:15ヤケオ山→13:55釈迦岳→15:35大津ワンゲル道登山口→16:10JR比良駅 |
今年の連休は仕事や法事で山行を楽しめず。好天の最終日、渋滞を避け、JR利用で気軽に行ける小渓へ。涼峠への登山口の小橋で渡る沢の様子が良く、遡行してみたかったが、登山道から見る楊梅滝とシシ岩の迫力、遡行困難か。ガイド本紹介の易しい沢はあらかた遡行、行き先が尽きてきてネット情報「さわナビ」で検索、平易な沢が結構紹介されている。沢の評価は適切で説明も分かりやすい。本谷が短時間で容易に遡行できることが分かり、早速出かける。登山口前の東屋で沢装備着用、小橋から簡単に入渓。明るい岩と清流、気持ちが良いが、すぐ横に滝見道があり、親子連れが行く。15分で雌滝前。どこにでもあるような滝。行楽客が目を丸くしてこちらを見る。滝の左側に小道、急だが階段状で難なく登れる。古い鉄橋で雌滝上の沢へ降りる。正面、狭いゴルジュに小滝の連瀑、突破は無理そう。右急斜面の踏み跡をたどり、雄滝前へ行けるが、沢へ戻り、小滝を直登。小滝でもヤッタと思える。あっさり雄滝前に出る。親子連れが数人。登山道から見ると、直登困難に見えるが、足掛かりがあり、勇気とロープでの確保があれば登れそう。滝前から少し戻り、左手の滝見道を斜上。ネット情報の取付き点が分からず、適当に道からはずれ、急斜面を這い登ると、踏み跡に出る。最初からこの踏み跡をたどればよかった。シシ岩基部を巻けるようだが、シシ岩へ登るロープを頼り、急斜面を登る。シシ岩裏側から大した労なくテラス状の岩上に立つ。琵琶湖側の展望が開け、気持ち晴れやか。山側、新緑。岩基部からロープが見える。戻らず、急斜面を降ってみると、ロープ頼りに降りれそう。足場不安定だが、無事、雄滝上へ降り立つ。この先、穏やかな渓相、安気に進める。明るい岩肌に清流、清々しいが、木枝が張り出し、うるさい。平流でダレそうになるが、適当に小滝が現れ、気持ちが高揚。小川になり、切り上げたくなったころ、登山道に合流。ネット情報にある石橋は沢中に崩落。山道を左へ進むと、すぐに涼峠着。雪山行時、ヤケ山への尾根道の雰囲気が良く、期待して進む。新緑に心身が染まる。ヤケ山で軽食休憩後、釈迦岳へ縦走。琵琶湖方面やリトル比良、蛇谷ヶ峰の新緑の展望が広がる。急傾斜の雪面に苦労したが、無雪期でも急傾斜。順調に釈迦岳登頂、大津ワンゲル道を降る。道標に難路とあり、険しい痩せ尾根の起伏が続く。進路に迷いやすく、積雪期の下降は避けたい。思いがけず、沿道、イワカガミとシャクナゲの競演!これ程の群生は初めてか。また、比良山系で出会うのは初めてか、感激、激写。長い尾根の下りが楽しいものに。降り立つと、イン谷口北の駐車場に出る。小道標しかなく、分かりにくい。連休中、唯一の山行に満足。比良駅から多くのハイカーと共に待つ程なく来た電車に乗る。⇒トップページへ |