城 山
2010年6月27日(日)曇 8:50新神戸駅→9:30布引ダム→10:05山頂→10:45北野町ハンター坂
今年1月、旧知の元同僚U氏が思いがけず兵庫県加東市へ転居して来る。遅ればせの歓迎会後、
7年ぶりに一緒に山歩き。学生時代は同好会でハードな山行をしていたU氏、すっかり山から遠ざかり、
散策程度の山歩きにする。昨日は終日雨、今日も期待薄の予報だが、雨は降っておらず、出掛ける。
布引滝見物後、城山を経て未踏の天神谷東尾根を下る予定。新神戸駅から緊張感なく遊歩道を進むが、
すぐに轟々たる渓流に驚く。降り続いた雨の奔流。雌滝に近付くと、雨が降り出したかと勘違いするような水しぶき。
いつもはおとなしく見応えのない雌滝が猛り狂ったように水流を吐き出す!横の人が年に数回しかないと言う。
いよいよ雄滝に近付く。水しぶきがひどく、怒涛のような奔流、見物どころではない!逃げるように階段を登る。
少し戻り、何とか撮影。U氏、布引の名どおりの優美な滝を見れなかったのは残念だがこれはこれですごい。
布引ダムまで行く。ダム右手の断崖の滝もいつもは水流がほとんどないが、すごい奔流。引き返すと、次々に
ハイカーグループが登って来る。こんな天気でも六甲らしい。かずら橋を渡り、城山へ。以前、新神戸駅裏から
すぐに取り付き、意外な自然林の趣の良さに感心したが、ガスが立ち込め、幽玄の美。マイナーコースで
人がいないのも良い。湿気の充満した中、急傾斜の階段にU氏、しんどそう。ペースを加減。山上部はテラス状、
いかにも城山跡らしい。暖傾斜になった道を進むと、城址石柱のある狭いテラス状地あり。ここから北野町へ下る
道を探すが見当たらず、更に進むと、道標と良い道がある。天神谷東尾根は地図から予想する程急傾斜ではなく、
程良い傾斜。灌木林の趣が良い。程なく、北野町ハンター坂に降り立ち、観光客でにぎわう異人館街に入る。
こちらから登るのは登山口がやや分かりづらい。気軽な散策コースとしてお勧め。⇒トップページへ