関西全域、快晴。比良あたりまで足を延ばしたいところだが、急用が入るおそれがあり、自重して六甲へ。
先週に続いて難コースにチャレンジ。有馬温泉から入るのを避け、有馬口からのどかなコースをゆったり気分で歩く。
専念寺の道標に従い、駅手前の踏切を渡り、道なりに進む。かなり奥まで進んでも空身で散歩の人と出会う。
逢山峡の渓谷や滝は林道からは見えず、黙々進む。陽当たりの良い表とは対照的な裏六甲の寒気が心地良い。
林道の最初の分岐で左へむと、仙谷峠への道のようだ。引き返し少し進むと分岐点に道標あり。左へ。
林道をしばらく登ると、小川谷との分岐。マイナーコースでよく見かける兵庫登山会の道標あり。ありがたい。
左へ少し進むと山道となる。峠への谷を詰めるやや急登。水の枯れた小渓谷の道を登る。道は概ね明瞭。
短時間の急登であっさり裏六甲縦走路に出る。すぐに湯槽谷の急な下りに入る。横谷より樹林や渓流の趣が良い。
道標、道も比較的よく整備されている。途中、鮮やかな紅葉!30分かからず紅葉谷に下りる。
ハイカーの多い紅葉谷を足早に進み、道標に従い白石谷へ。広い河原の奥に暖傾斜、階段状の白石滝。
道標に従い、滝に向って右の急斜面に取り付く。少し登ると石にペンキで左右の矢印。文字が判読できないが、
右は百間滝方向と判断、左へ。滝の上を進むと、道が二分。左へ下ると堰堤の裏に出る。引き返し、右の巻き道へ。
思いがけず中年男性と会う。相当先まで進んだが、自信がなく引き返してきたとのこと。一緒に進んでみる。
結局、じき谷に下りる。この先、渓流沿い、明瞭な道はなく、踏み跡をたどりながら不安げに谷を詰めて行く。
所々に水色のテープやペンキ標示。六甲とは思えない静けさと鮮烈な渓流。難所への遭遇を覚悟していたが、
全般に足元が悪く、慎重を要するものの、途中、ザレた急斜面を登った程度。小安相滝で初めて道標、ホッ。
この先、谷から離れ、稜線への急登。程なく暖傾斜の普通の山道となり、魚屋道に出る。谷入口には道標あり。
下るより登る方が無難。初心者の単独行は避けた方がよい。秋晴れの休日、一軒茶屋は沢山のハイカーだが、
蛇谷北山は人が少なく、趣の良いお勧めコース。展望のない地味な山頂から少し下ると、通行禁止の崖際の道から
素晴らしい展望。山麓の山並み越しの市街と港、振り返ると六甲の主稜線。安全な迂回路を通ると、展望は得られない。
東お多福山は、雨ヶ峠との間の高原と展望が素晴らしいが、ショートカットして神有ドライブウエイの登山口バス停へ下る。
西方、奥池やごろごろ岳を一望できるがやや平板な印象。深い笹原の道が面白いが、その後、深くえぐれた歩きにくい道。
安直なコース、利用者が多いようだ。バスに間に合わせようと20分で足早に下るが、バスが10分以上遅れる。
バス停は、ハイカーの行列。満員バスで、ヘアピンカーブ連続の道を下り、阪急芦屋川駅へ。バス便は30分間隔と多い。
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白 石 谷
アドベンチャラスな六甲の秘境コース しらいしだに 神戸市北区
2006年11月3日(金)晴 9:20神鉄:有馬口駅→湯槽谷峠→11:20白石谷入口→12:30魚屋道
→13:10蛇谷北山→13:40東お多福山→14:00登山口バス停