昨日に続き台高の山へ。国道169号を快走。柏木郵便局手前の橋は閉鎖されており、さらに手前の橋を渡る。
道なりに進み、金剛寺の上を通過した辺りで路肩に駐車。少し先で左上に分岐する道あり、下山口に通じる道。
まっすぐしばらく進むと、東谷出合。登山口道標があり。駐車スペースはあるが駐車禁止の掲示。
枯れて荒廃した感じの沢沿い林道を進むと、10分で終点。道標に従い、小渓流を渡る。渓流沿いに登った後、
よく手入れされた植林帯中、短くジグを切りながら急斜面を登る続ける。上に空が見えるが、いつまでも登りが続き、
なかなか尾根上に出ない。ようやく尾根上に出、やれやれと思ったのもつかの間、再び急登。ようやく小白髭着。
北面、ススキの原で雰囲気が良い。紅葉の山並み越し、薊岳方面を展望。前方、ススキ越し、屹立した本山。
ここまでは急登はあっても険しくはない。一息着いた後、本山を目指し出発。痩せ尾根と急斜面が交互に現れる。
痩せ尾根では少し足がすくむ。急斜面は這い登る感じ。なぜかロープも張ってない。道もやや不明瞭。
展望が開けて来るのが良い。南西方、特徴的な大普賢岳の稜線、遠くのピークは釈迦ヶ岳か。
関西全域、快晴の予報に反し曇天だが、笠捨山まで遠望できる。南東方、紅葉の山並み越し、大台ヶ原。
最後の急斜面をクリア、狭い山頂に立つ。複数の手製山頂表示と立派な今西錦司氏登頂記念の石柱あり。
氏の自筆で「一山一峰に偏せず 一党一派に偏せず」とある。ガイド本には、展望はないとあるが展望は結構良い。
怖いような急登と痩せ尾根をこなしてきただけに登頂の満足感あり。自然林の趣は期待外れだが展望が素晴らしい。
「行きはよいよい帰りは怖い」と思いきや、苦労した個所を意外と難なくクリア、慣れか。東谷への下山口まで戻る。
登山地図では神之谷への尾根コースが実線、東谷コースが点線。ガイド本でも神之谷コースを下るとなっているが、
神之谷への道標はなく、進路も不明瞭。不安ながら尾根を下る。しばらく下ると、テープや小道標が現れ、
道もやや明瞭になる。植林帯で期待した展望はないが、途中、振り返ると、茶枯れてきた紅葉がきれい。
一時、道を見失うが再び現れる。一部急傾斜があるが東谷と比べ暖傾斜。下り切ると、農家裏に出る。
畑から鹿が軽快に逃走。庭でにぎやかにバーベキュー中、道を聞きそびれる。農家前の道を下ると、無事、
往路の車道に出る。こんな山中に人家があるとは。スクールバス回転場所もあり、通学している子どももいるのか。
東谷出合に「冒険より安全登山」と掲示されていたが、安全を期すなら登らない方がよい険しい山。
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白 髭   

急峻な登り続きのシビアな山だが台高、大峰の山々の展望が素晴らしい山 しらひげだけ 1372m 奈良県川上村

20101113日()曇 8:00金剛寺付近駐車→8:20東谷出合→9:30主尾根上(コース分岐)→10:00小白髭
           →11:00
山頂→12:30コース分岐→13:50人家→14:00駐車点