南鈴鹿を代表する風格の双耳峰 せんがたけ 961m 三重県鈴鹿市
2011年7月15日(金)晴 13:30小社峠→13:50山頂→14:30仙ヶ谷下山口→15:10林道終点→15:40池ヶ谷登山口
小社峠から最後の山頂を目指す。今日の3山中、一番風格のある双耳峰。そびえる山容、シビアな急登を覚悟したが、
取付いてみるとそれ程でもなく、短時間で狭い山頂の突起に立つ。最初の入道ヶ岳から真近に見えた鎌ヶ岳が
歩いてきた長い稜線の先に見える。フィナーレを飾る景観。小社峠から降るのが楽そうだが、最後の頑張り、
仙鶏尾根へ。東峰へは大きく下り、登り返すが、進んでみるとそれ程きつくはない。東峰ピーク辺りに行ってみるが
何の表示もない。分岐点から少し南尾根の方へ進むと、岩塔あり、南面、山並みの奥行ある広がりが素晴らしい。
すぐ南、霧ヶ岳〜明星ヶ岳の連なり。未知の山々。楽観に反し、この先、仙鶏尾根の下りは険しくシビア。地図では、
山頂から下山口まで30分だが、下れど下れど下山口が現れず。眼前、入道ヶ岳が大きい。鎌ヶ岳の鋭鋒が
ずっと見える。野登山がまじかに見えてき、下山口を見過ごしたかと案じ始めたころ、急峻な斜面を慎重に下り切り、
ようやく下山口着。気を抜けない下りに疲れも忘れ、消耗しているが安堵感が勝る。急斜面を下り、程なく渓流に出る。
清流で顔を洗い、スッキリ。水の心配もなくなり、飲み残しのジュースを飲み干す。渓流を巻く道を下り続ける。
急斜面をトラバースする足元不安定な道。程よい大きさの淵が次々に現れ、時間のゆとりがあれば裸になって
のんびりつかってみたい。渡渉し、斜面を登る。林道終点かと思いきや、小社峠からの道と合流。気が抜けるが、
程なく林道に出る。疲れもあり、林道歩きが長く感じられる。道が大きく折り返し、宮指路岳への登山口を見て、
もうしばし進み、駐車場所着。3山それぞれの良さがあり、健脚であれば、3山周回がお勧め。⇒トップページへ