篠 ヶ 峰
電波塔の林立する風情のない山頂だが展望は一級の山 ささがみね 827m 兵庫県多可郡多可町
2009年2月8日(日)曇→晴 9:10林道終点→10:15大井戸山→10:40笹ヶ峰への分岐→11:50山頂
→13:25分岐→14:05林道終点
大井戸山だけでは物足りず、本山まで足を延ばす。地図に明記された三角点の山、気になっていたが
ガイド本にはなぜか紹介されていない。山頂に電波塔が林立、山頂まで車道が通じているが、本コースでは
山道をたどって行ける。大井戸山東方の小ピークで本山への長い尾根が分岐するが、注意しないと見落とす。
一番の難所は、この小ピークからの急傾斜の下り。下り口にはテープがあるが、後はテープは少ない。
木枝を掴みながら進路を間違えないように強引に下る。下り切ると、明瞭な尾根道が現れ、難渋せず進める。
植林帯の尾根上、展望はほとんどないが、大井戸山の連なりや南西方を望める箇所がある。
緩やかな起伏を繰り返しながら植林の尾根を黙々東進、風情も面白味も乏しい。林道に出ると、切り立っていて
進路に迷うが右寄りに急斜面を下り、林道に降り立つ。舗装道で山頂まで行けるが、尾根をたどった方が良い。
林道を左方へ行くと、通行止めの掲示板あり。そこから急斜面に取り付き、木枝を掴み尾根上に出る。
取り付き点に古いテープあり。尾根上、比較的明瞭な道が続く。山頂まで趣の良い雑林中、ようやく趣が良くなる。
一旦車道に出るが、カーブ点から山道に入る。車道に平行して尾根を進むと、程なく電波施設が現れる。
少し先で大きな電波施設に出る。山頂標示はなく、三角点も打ち棄てられたようで寂しい。施設周辺を回りながら
展望を楽しむ。幸い施設に邪魔されずに展望できる。西方、千ヶ峰方向、南西方の山並み。東方の反射板まで
下ってみる。過日登った譲葉山から向山への平長な連なりの後方、篠山の三嶽まで遠望できる。
山頂から複数の山道があり、別方向からも登れるようだ。展望が良く、登る値打ちのある山。復路で気付くが
分岐小ピークは、大井戸山側から巻くように進むと、急斜面を少し楽にこなせる。かすかな踏み跡あり。
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