柞ノ芝谷 
小川で水とたわむれる安気な沢 さくのしばだに 604m 滋賀県大津市 
201399日()晴 7:55桐生辻バス停→8:30入渓→9:40出渓→10:50金勝寺→11:45竜王山→12:55バス停 
8月下旬から天候不順続き。仕事休みの月曜、ようやく晴。雨天続き、沢は増水が予想され、水量の少なそうな沢へ。やさしそうな沢だが、入渓点が分かりにくく見送っていた。ネットでGPS地図を入手。阪神:瀬田西ICから県道16号へ。駐車場所がなく、桐生辻を過ぎ、大鳥居付近で広い路肩に駐車。大戸川北の道は、ゲートで閉鎖、立入禁止の標示。車の多い県道16号を桐生辻まで歩く。バス停裏の空地に駐車可能。工事事務所あり。こちら側も道入口は閉鎖中。ゲート脇から入る。新名神高速ができたせいか、「日帰り沢登り」のガイドとは付近の様子が一変。人家や工場はなく、道路は廃道化。橋でやや大きな沢を過ぎ、長い鉄フェンスを見て、大鳥居側へ進むと、「信楽ゴルフセンターあと6km」の標柱。ゲートから10分弱。小橋からブッシュに覆われた小沢を見る。この沢か不安。ブッシュを抜け、沢に降りる。赤茶けた石ゴロゴロ。左に赤茶けた岩壁。正面、10m滝。ガイド本の説明と合う。頭上、高速道路。滝右側のガレ場を登り、容易に滝上に出る。すぐに堰堤、次の堰堤を越え、大池にとまどう。シダを掴みながら水際を移動。浅くなった所で水中へ。沢歩き開始。小川の感じ。雨天続きの後でも水量が多くない。雨後に行くのが良さそう。清流、気持ちが良い。両岸、シダが生い茂る。とりとめないことを思いながら進む。緊迫する沢ばかりでなく、こんな沢も良い。この沢で間違いないか半信半疑だが、雰囲気が良く、違っていてもイイヤ。全般に暖傾斜。小滝が幾つか出て来るが、楽に越せる。流れが一層細くなり、出渓点を気にしていると、細流が二股に分かれる地点に赤テープ。出渓、初心者でも物足りないか。小尾根を進むがテープがない。磁石片手に北へ登り続ける。幸い疎林、ブッシュは少なく、どこでも歩ける。いつまでも車道に出ず、不安になり始めたころ、ひょっこり三角点あり。566m地点か。テープと踏み跡も現れ、ホッ。すぐに車道に出ると思いきや、少し手間取る。出渓後の動きは、初心者には難しいか。車道を右へ少し進むと、金勝寺。一帯、苔むした渋い雰囲気。建物も歴史を感じさせる重要文化財。参拝者数人。ゆっくり浸りたい名刹だが先を急ぐ。立派な車道を西進。思いがけず湖東の景色、気が晴れる。程なく車道終点、ハイキング道入口。駐車場や案内板など整備され、湖東の展望台。地理院地図には、桐生辻へ最短で下る道がある。入口にテープはあるが踏み跡程度。案内板に竜王山を過ぎてから下山する道がある。ハイキング道は、道・道標とも整備されている。程なく山頂着。あいにく展望はない。樹間から金勝アルプスの岩稜。以前、訪れ感嘆。見渡せる個所がなく、残念。ぜひ再訪したい所。尾根道を西進、道標に従い、桐生辻へ。しばらく下り続け、山腹の道に出る。左へ進み、堰堤前で沢を渡る。沢沿いに下り、舗装道に出る。地図にある家はない。やや大きな沢、遡行できそう。大戸側北の廃道へ戻る。ゲート入口へ戻ると、ゲートが開いている。平日昼間は開いているよう。⇒トップページ