サカサマ谷 
物足りない小渓だが趣が良く危険個所のない入門級の沢  滋賀県大津市 
2014524日()晴 8:30平橋→9:05入渓→9:55二段12m滝→10:35二俣→11:40出渓→12:25小女郎峠→13:55車道→14:15平橋 
気の張る沢は避けたいが無難な沢は物足りない。結局「続日帰り沢登り」紹介の比良のマイナーな沢へ。国道367号を北上、途中バス停を過ぎ、旧道が左へ分岐する場所に駐車。橋のすぐ下の河原へ降りてみるが本谷入口なし。国道へ戻り、平橋をバス停側へ渡り、左へ伸びる砂利道を進むと、右下に小渓、前方に採石場。ここで間違いなし。沢靴に履き替え、入渓。小渓ながら勢いある水流。ガイド本には悪相とあるが、予想より趣がある。入口付近は生活ゴミやゴムホースがあるが、進むにつれ趣が良くなる。約40分で小滝の上に木橋。滝のほとんどは直登できそうだが、水流が冷たく、無理をせず、直登したり巻いたり。巻くのも容易、物足りないほど危険個所がない。最大の二段12m滝も難なく通過。最初のうち、狭く暗い感じだが、次第に明るく開けてくる。樹林の趣も良くなる。明瞭な二俣を左へ。しばらく進むと、また二俣。右の雰囲気も良いが、ガイド本に従い左へ。後は、主水流をたどるように進む。次第に傾斜が急になる。ガイド本にあるCS滝、三俣を探すが分からず。水流が少なくなり、また二俣。ここで出渓。登山靴に履き替え、軽食後、本流と思われる左へ。伐採木が多く、風情を損ない、歩きにくい。左右の植林帯へ登ろうかとも思うが、沢中を進めるだけ進んでみる。幸い両岸、穏やかな笹原の疎林帯になる。沢中より歩きやすそう。ガイド本にはヤブがひどいとあるが、笹原は低く、難渋せず進める。高みに登り切ると、正面に蓬莱山、登山道、ハイカーも見える。笹原を登り進むと、小女郎峠の上、小石仏のある高みに出る。琵琶湖の展望が広がるが、もやってスッキリ見えない。権現山へ向かうか迷うが、小女郎池を見てサカ谷道を下る。池の上から北西の山並みを展望。このコースは、総じて樹林の趣と静けさが良い。急斜面のトラバース、道が傾斜、滑り落ちないよう用心。谷へ下り切り、堰堤沿い悪路を下り、車道に出る。車の多い国道を歩き20分で駐車点へ戻る。期待していなかったが安気に遡行できるお勧めの小沢。⇒トップページ