三 郎 岳
2011年2月13日(日)晴→曇 8:05近鉄線:榛原駅→9:25仏隆寺→10:00登山口→10:35高城岳→11:20山頂
→12:05明開寺跡→12:45原山橋
金・土と雪模様の天気が続くが、やや好天の予報に本山と室生山を目指し早出、鶴橋から近鉄大阪線に乗る。
室生山に先に登る予定だったが、乗車する快速急行は室生口大野駅には停車しないことに気づき、先に本山へ。
榛原駅前は三峰山樹氷見物バスに乗るハイカーの行列。登山口への良いバス便がなく、国道369号沿いに歩く。
路肩の雪が凍てついて滑りやすく、車道を進み、1時間弱で高井着。仏隆寺への道標に従い、集落内の道へ。
道標や古い石柱が整備され、迷わずに進める。山里を緩やかに登り進むと、程なく仏隆寺着。一帯整備され、
雰囲気が良い。雪に覆われた長い石段を登る。両側、桜並木、桜の名所という。境内、高僧がこもった石室が珍しい。
高城岳への道標に従い、山麓の集落内を進む。林道に入ってしばらくで児玉稲荷の石柱あり。ガイド本に従い、
その向かいから登るが道標もテープもない。墓地を過ぎた所でメイン道に合流、道標もある。登山口を間違ったよう。
人の足跡はなく、足首位の深さの雪に鹿の足跡が目立つ。次第に急傾斜になり、新雪に滑りそうになりながら登る。
高城岳山頂手前は、凍てついたロープを掴みながら登る。山頂に抜け出ると、展望が開け、気分好転。
この山域は馴染みが薄く、山名同定が不確かだが、正面に見える連なりは、先日登った伊那佐山〜井足岳か。
雪化粧の山並みや樹海が美しい。この冬、気持ちが雪山に向いていないが、久しぶりに良い雪山気分を味わう。
本山目指し、痩せた尾根を進む。一面雪に覆われているが、進路を見失う程ではない。山頂手前で急な岩稜になり、
ロープを掴んで登る。防水手袋を持参せず、化繊の手袋が濡れて、手指も身体も凍えている。一面雪で手を着けず、
ストックがあればと思う。急登をやっとこなし、狭い山頂に立つ。小さな喜び。雪に埋もれた三角点を靴で掘り出す。
高城岳より更に展望が素晴らしい。東方に住塚山を確認、遠望は三峰山か。展望に満足、下山にかかる。
いきなり急傾斜、鎖が張ってあり、慎重に下る。下り切ると、小屋あり。下山に必死で、下山路の石仏を見落とす。
石割峠への下山路があり、伊勢本街道で高井へ戻ることも考えるが、とりあえず明開寺跡まで下ることに。
一転、植林中、暖傾斜の歩きやすい道になり、短時間で集落に出る。時間にゆとりがなく、迷うが予定通り室生寺へ。
道標がなく、進路に不安があったが、集落内の車道を滑らないよう急ぎ足で進み、予想より短時間で原山橋着。
ガイド本ではバス停があるが、バス廃止の掲示あり。室生寺まで歩く。⇒トップページへ