200664日()曇 10:00山口神社→11:30山頂→13:20神社

晴天の予報に未踏の300名山を目指す。電車、バスを利用したかったがインターネットではバス時刻が分からず、
いずれ本数が少ないことから意を決して車で向う。7時過ぎ発。高速湾岸線、南阪奈道の入口が分からず、
ウロウロイライラ。登山口に着くまでウンザリ3時間。国道169号を上市役場前を通過後間もなく、県道28号へ。
県道37号への分岐を過ぎて間もなく、「山口」の小道標に従い、集落内へ。山口神社前で左折。
鳥居前に近畿自然歩道の案内板と道標。駐車スペースがなく、近くの研修会館の広い駐車場に駐車。
田植えの済んだ水田や農家の花々を眺めながら道なりに進むと、杉の植林帯の中、林道になる。
舗装終点に駐車スペースあり、赤い外車が1台。よく手入れされた植林の中、暖傾斜の林道をポツポツ歩む。
白鳳時代の名刹「龍門寺」の説明版と遺跡がある。近畿自然歩道の道標が整備されており、迷うおそれなし。
30分の単調な林道歩きの後、自然と山道となる。間もなく傾斜が厳しくなり、山頂手前まで急傾斜の直登が続く。
これだけ一本調子の直登もめずらしい。杉の植林帯で趣がないが、白のマルバウツギが慰めてくれる。
途中、雑草を鉈で刈り払いながら登る元気なオジサンを抜く。大人しい奥さん?を同伴。小1時間の急登の後、
ひょっこりと社殿前に出る。そこが山頂。控え目な三角点だが一等。アチコチの山の会の標示。
山頂というより社の境内。雰囲気は悪くない。樹林に囲まれ展望なし。展望が得られるという草原を目指す。
登路とは違った、気持ちよいアップダウンの稜線歩き。約10分で草原に出るが鉄塔が林立、
正面の音羽山方面の景観を遮っている。若者が一人。登山口の車の主か。静寂を破って申し訳ない。
仕方なく、大鉄塔越しに景色を見ながら昼食。西方、金剛山・葛城山のシルエット。予報に反して曇天だが、
いずれ展望は良くない。この辺り淡いピンクのハルジオンが群生。盛りを過ぎたツツジも残り、
花々が歓迎してくれたのが慰め。山頂まで戻ると、ご夫婦が山菜取りの最中。元気なオジサンに見送られ下山。
改めて傾斜の急さを実感。縦走路を歩いてみたかったが仕方ない。帰途、寺塔跡と龍門ノ滝を見物。
一見の値打ちあり。山口神社もとても立派。境内も広く趣がある。
300名山へのこだわりがなければ勧められない。結局、山自体の良さより、山麓の名刹による歴史的価値か。
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急傾斜の登降だけが印象的な山 りゅうもんがたけ 904m 奈良県吉野町