フルマラソン出場や用務でしばらく山行休止。寒気の厳しさに山行意欲が萎えた面もあり、歳を感じる。
車での遠出は避け、電車利用で行ける低山へ。電車時刻を調べ、接続良く移動、家を出て1時間強で桜井駅着。
淡山神社行きバスは出た後、登山口まで歩く。落ち着いた家並みの旧道を散歩気分で進む。途中、石の大鳥居あり。
淡山神社北の参道入口とある。神社まで何キロも離れており、昔の社域の広さと藤原氏の勢力に感嘆。
下居バス停で、音羽観音への道標に従い小橋を渡ると、登山道標あり。道なりに舗装道を緩やかに登り、
音羽観音参道の道標に従い、左へ急坂を登る。音羽観音(善法寺)まで狭く急な舗装道をジグザグに登る。
道中、丁石あり。穏やかな石仏もおわす。古い由緒ある寺のようだが再建された建物は変哲ない。
後で眼病に御利益があると分かる。ど近眼の自分は丁重にお参りすべきだった。本堂右手から本格的な山道になる。
ハイカーに踏み固められた雪面、アイゼンを持参せず反省。更に登ると、路面が凍結、凍結個所を避けながら登る。
寒気の厳しい冬、予想以上の積雪と凍結。難渋しながら急登をこなし、主稜線上に出ると、暖傾斜になり、
程なく音羽山頂着。樹林中、展望はないが静か。経ヶ塚山への登り返し、詰めが急傾斜、雪面を必死に登る。
音羽山頂と同様の山頂。急傾斜の下りになるが、幸い日当りが良いのか雪が少ない。初めて東方の展望が開ける。
秀麗な三角は高見山か。最高点の熊ヶ岳山頂も樹林中、展望はない。総じて展望の乏しい山。樹林の趣も乏しいが、
落ち着いた静けさが良い。下山路から眼前、均整のとれた竜門山。以前、神戸から遠路出向いた300名山だが、
音羽三山との縦走も難しくなさそう。雪の急斜面を慎重に下り、小さなアップダウンを経て、反射板のある小ピーク着。
ガイド本には展望地とあるが樹林に遮られている。大峠へ降りると、祠や石碑があり、雰囲気が良い。
丸太ベンチがあり、人心地ついて昼食。不動ノ滝側へ下る。舗装された林道になり、雪道は終わりかと思いきや、
全面凍結した個所があり、脇の植林中を進む。下山口の不動ノ滝は小規模。三脚を立て、熱心に撮影中の人がいる。
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路面凍結に難渋した奈良の名峰 おとわさんざん 904m 奈良県桜井市

2011123日()曇 8:20近鉄:桜井駅→9:10下居バス停10:25音羽山→10:40経ヶ塚山→11:15熊ヶ岳
           →11:40大峠
→12:35不動ノ滝