音 羽 山

整備された東海自然歩道を経て重要文化財の醍醐寺へ おとわやま 593m 滋賀県大津市

貴重な3連休、天気に恵まれず、曇天の予報に気の張る山行は避け、安気に登れ、交通の便の良い本山へ。
JR山科駅で京阪京津線に乗り換え、小無人駅で下車。小雪舞う中、右へ進み、国道1号上に架かる歩道橋を渡り、
東海自然歩道へ。道標、道ともよく整備され、遊歩道のようだが、尾根上に出るまで急な階段道が続く。
樹林越し、大津市街や琵琶湖、比良山の展望が開けるがあいにくの天気。程なく登り切ると、上醍醐の開山堂まで
緩やかな起伏の楽勝道。広く平坦な道を快歩。山頂手前、潅木林の趣が良い。尾根道の続きで
平坦な山頂に至る。送電線鉄塔のある山頂は、樹林が切れ、北面の展望が大きく開ける。正面は比叡山か。
道標に従い、パノラマ台・石山寺の方へ進路を変える。しばらく進み、石山寺への自然歩道と別れ、牛尾観音へ。
寺社は平凡だが巨木の杉あり。車道を下り切ると、桜ノ馬場。横峰峠への道標に従い再び山道へ。
小渓流沿い緩やかに登る。趣は乏しいが冬枯れの静けさがよい。途中、道標に従い高塚山へ寄り道。
やや趣の良い平坦路の先に三等三角点の地味な山頂。展望はないが雰囲気は悪くない。少し先で車道に出る。
南方の展望が開けるが、道路沿い立入禁止のフェンスが興醒め。上醍醐に近づくと、駐車の車の列。
参拝者に混じり遊歩道を進むと、程なく境内着。途中の醍醐山頂を見落とす。下醍醐から次々と参拝者が登ってくる。
小雪を避け、他のハイカーと共に由緒ある開山堂の庇を借り軽食。京都市街から大阪のビル群まで展望が開ける。
息を切らして登ってくる参拝者の多い中、丁石の置かれた広い参道を、やや場違いな気分で急ぎ下る。
醍醐寺は広い境内に重要文化財の金堂、五重塔などが点在。拝観料600円は高いが一見の値打ちあり。
同じ醍醐寺なのに、三宝院の庭園等を見るためにはさらに600円必要、こちらはパス。
少し歩くと地下鉄:醍醐駅着。山歩きとしては物足りないが醍醐寺参拝と併せて出向けば良い。⇒トップページ

2008113日()曇×小雪 8:40京阪京津線大谷駅→9:40山頂→11:40開山堂→13:00醍醐寺