テント泊で台高の不動谷・南股谷へ行くべく準備万端、雨模様の予報に中止。先週リタイヤした上多古川へ変更。気持ちが高ぶって安眠できず、5時起床。小雨、無難な本谷へ変更。急ぎガイド本、地図をコピー。走るうち天気好転。国道309号をウネウネ走り、無事、神童子谷林道着。奥まで走れそうだが入口に停める。沢用の身支度をして出発。本谷入口にかかる橋の下流側から降りる。石に足を乗せると崩落、慎重に降る。暗い入口に小滝と5m滝、のっけから前進をはばまれとまどう。小滝は左から岩を乗り越え、5m滝は右から楽に巻ける。以降、小滝ばかり、これ程穏やかな沢も珍しい。しばらく凡流後、土石流が沢を埋め、無残。しばらく進むと、落ち着いた風情が続く。中・大滝がなく、沢登りの醍醐味やメリハリがないが、小滝や滑滝が続き、凡流化、単調化を免れている。林業用ワイヤーが沢中にあり、風情を損なう。中間点で右手に長い斜瀑、こちらへ登ると行者還岳へ出るよう。12:00二俣を過ぎ、左上に白い小屋。まだ沢の風情は良く、もうしばらく進んでみる。左に小沢を見送り、木枝に下がった草鞋を見つけ、出渓。ガイド本にある踏み跡は見当たらず、国見岳から西へ伸びる尾根を目指し、北西方へ急斜面を這い登る。次第に歩きやすくなり、踏み跡らしきもある。約40分で暖傾斜の広い尾根上に出、一安心。ガイド本にある明瞭な仕事道はないが、ブッシュのない歩きやすい疎林の尾根を緩やかに西へ下る。中間点で進路を直進から左へ変える。展望が開け、特徴的な鋭角の鉄山越し八経ヶ岳。進路を外さないよう磁石を見ながら降る。終盤、急斜面を進路にとまどいながら降る。すぐ下に沢音が聞こえ、切り立った崖上で行き詰まらないか不安。ロープを車に置いてきたことを後悔。踏み跡らしきを追うと、下に滑床か?何と道路!最後の詰めで正解。本谷の少し北に無事下山。林道沿い、ほとんど切り立っており、ロープ持参が良いか。⇒トップページへ |