クモの巣とブッシュに難渋した“堰堤越え”の谷 神戸市東灘区
夏風邪か体調がすぐれないが、夏に相応しく沢歩きをしたい。夕方から宿直勤務、近場の六甲へ。六甲では難所だが、
以前2回入っており、久しぶりの再訪。御影の高級住宅街を散歩気分で抜け、渦森団地への長い車道歩きがつらい。
渦森橋手前で住吉霊園への車道へ。道路が急カーブする地点が入渓点。眼前、堰堤、すぐに分かる。目印はないが、
右に踏み跡あり、難なく堰堤を越え、沢へ降りる。前回、登山靴で進んだが、しばらく進み、沢靴に履き替える。
石ゴロゴロで歩きにくく、沢歩きの快適さがない。砂利が靴の中に入り不快。クモの巣に難渋。ブッシュもひどい。
渓流は穏やかだが趣に乏しい。堰堤が多く、次々に進路を阻む。比較的はっきりした巻道があり、所々ロープもある。
前回、堰堤越えに苦労したが、沢登りを始め、危険な巻道を何度も経験してきたせいか、それ程苦労せずクリアできる。
堰堤を数えると、大堰堤16、小堰堤10以上!沢歩きというより“堰堤越え”。後半の堰堤には、頑丈なステップが
設置され、助かる。中間点で唯一絵になる大月地獄滝。左側の岩壁を何とかよじ登ろうとしたが、
無理はやめ、左へ移動、巻き道に出る。この後、枯れ沢となる。登山靴に履き替えたら、再び水流になる。足を
濡らさないように進む。テープなどの目印もほとんどなく、沢中をただ進む。天狗岩への沢の分岐に気づかず。
数か所、滝を大きく巻く個所があり、沢登り経験がないと大変に思えるが、沢登りでは入門レベル。ロープもあり、
それ程大変さを感じずクリア。予想以上に時間を要し、早く帰宅したいが、ブッシュ中、踏み跡も不明瞭、焦り気味。
終盤、ブッシュ中、小堰堤を次々に越えながら、進路を見失わないように進む。所々、日赤の救助用Noプレートあり。
最終No9のプレート地点で沢から離れ、急斜面を登る。踏み跡もはっきりしてきて、やっと谷から脱出できた安堵感。
山上へ抜け出ると、航空機墜落事故の慰霊碑、みくら観音の足元に出る。帰りを急ぎ、ケーブルカー利用も考えるが、
短期間で下山できる天狗岩南尾根を下る。晴天だがもやっており、天狗岩からの展望もスッキリしない。地獄谷への
下降口はブッシュで不明。難所から脱出、足取り軽く、45分で下山。渦森団地から頻発のバスに乗車。⇒トップページへ
2011年8月9日(火)晴 7:30阪急:御影駅→8:15谷入口→10:35大月地獄滝→12:40みくら観音→13:05天狗岩
→13:50寒天橋→14:00渦森橋バス停