好天だが遠出する元気なく、六甲へ。あらかた歩き尽し、残る未踏の難コースへ、ダメ元でチャレンジ。
六甲の谷では、西山谷と白石谷が難しかったが本谷も難しい。歩きなれた白鶴美術館への高級住宅街の道。
渦森橋への車道歩きがウンザリだが満開の桜並木が素晴らしい。渦森橋バス停先で車道は左へ急カーブ。
直進すると寒天橋へ。右へ川沿いの車道を登る。車道が右へ急カーブする地点が谷入口。谷へ下ると思いきや、
いきなり大堰堤が立ち塞がり唖然。道標はないが、右に登る踏み跡あり、難なく堰堤を乗越え、いよいよ出発!
幸い新しい赤や黄のテープが点在。先行者の足跡もあり心強い。難所は、次々に立ちはだかる堰堤越え。
堰堤の左右どちらかから登れるが総じて急傾斜。難所にはロープあり。それでも木の枝や根を掴みながら必死。
新しい堰堤には頑丈なステップがあるがこれも急。西山谷と比べ、堰堤を巻くルートに迷うことはない。進路が限られ、
そちらにしか進めない感じ。渓流は意外と穏やか。荒々しい個所はほとんどない。堰堤間は総じて暖傾斜だが、
ブッシュ化した中、テープを手掛かりに踏み跡をたどる。西山谷同様、所々、日赤の救助用Noプレートが現れ、心強い。
中間点で、渓流が左右に分かれ進路に迷う。テープのある右へ。左は谷からはずれ、天狗岩へ登る道か。
最大の難所は、大月地獄大滝。滝手前の垂直の岩壁をロープに助けられよじ登る。怖い、文字通り命綱!
その先も難所があるが、いずれもロープが張り渡され、大丈夫。テープがなくなり心細くなったころ、
日赤プレートにホッ。No9まで現れる。渓流が次第に細くなり、堰堤も小規模になるが、エスケープルートは現れず、
どうなることやら。渓流を詰め切ったところで、稜線への急登となる。ヘトヘトで稜線上に出る。全山縦走路の車道脇、
航空事故死者慰霊のみくら観音前、平服の親子が談笑。しばらく車道を歩き、展望の良い天狗岩から春霞の景色を
眺めながら昼食。ブッシュ化した地獄谷への下山口確認。テープあり。車道へ戻り、ケーブル山上駅から道標に従い、
未踏の油コブシへの縦走路を下る。予想より暖傾斜、下山途中、岩の点在した中に三角点。鉄塔を2つ過ぎた辺りで、
高羽道へ。のんびり歩ける水平道。寒天橋へ出たかったが渦森団地に出る。御影駅行きバスが頻発しているが歩く。
駅まで長く、後悔。⇒トップページへ
勇気と細心さを要する難コース 神戸市東灘区
2007年4月8日(日)晴 8:30阪急:御影駅→9:15谷入口→12:10みくら観音→13:00ケーブル山上駅
→14:20渦森団地→15:00御影駅