休日と好天が合わず、休日の昨日は雨。今日は夜勤、近場の六甲へ。大池地獄谷は、六甲で好きなコースの一つ。
沢中を歩いてみる。駅から神港グランドを目指し、住宅街を適当に進む。高速道路へ通じる車道からグランドへ下る。
グランド横を通過、テニス倶楽部駐車場左から下り、河原へ降りる。地獄谷と石楠花谷の出合。雑然とした雰囲気、
大小の石ゴロゴロの中を進む。昨日の雨でも水量は多くない。石垣やゴミ、クモの巣、ブッシュがうっとうしい。
入渓後間もなく滑床が現れる。沢全体の7割位は滑床。間もなく古い堰堤が15分おきに2つ現れる。堰堤は総じて
楽に巻ける。道がある個所もある。堰堤によりできた池を迂回するのが難儀。入渓後45分、新しい堰堤にぶつかる。
入渓は、登山道から見えるこの堰堤を越えてからが良い。しばらく気持ち良いナメ滝歩きが続く。途中、堰堤はないと
思いきや、ナメ滝の後ろに堰堤。終盤、堰堤2つ、堰堤は計6。予想より多いが、堰堤でズタズタの南面の谷と比べ
格段に少ない。滝らしい滝はほとんどなく、のんびり沢歩き。ナメ滝が続くが、渓相の変化があり、ダレない。谷の趣も
総じて良く、紅葉はパッとしないが、絵になる個所もある。中盤、初めて滝らしい滝、地獄大滝の掲示。
平凡な小滝、右の岩場を楽に登る。滝は終わりと思いきや、程なく小ゴルジュ奥、2〜3mの小滝が進路を阻む。
釜が深く、巻くか迷うがアタック。腰まで水につかり、岩場に取り付く。滝の飛沫を浴びながら登る。少し醍醐味あり。
最後の堰堤を巻くと、沢が二俣に分かれる。山道沿いの左へ。沢がいよいよ穏やかになるが、意外と平凡化せず、
進み続ける。傾斜のあるナメ滝や小ゴルジュ内、3段の小滝が現れ、ダレさせない。沢の詰め近く、山道の渡渉点で
小川と化す。沢歩きに満足、出渓。山道を登ると、すぐにノースロードの地獄谷下山口に出る。趣が良く好きな
ノースロードを経て、ダイヤモンドポイントへ。谷中では寒さを感じなかったが、尾根上、寒風が吹き、薄着で風邪を
引きそう。雨具をはおる。ダイヤモンドポイントから北面の展望が開けるが平板。正面に地獄谷西尾根下山口あり。
少し進むと、道標あり。水晶山を経て、痩せ尾根を進む。北面の展望があったように思ったが、樹林に遮られ、展望は
乏しい。地獄谷を挟んで対面する東尾根の露岩の山腹が目を引く。下り切り、地獄谷道に降り立つ。神港グランド
フェンス沿いに進み、街中を抜けて花山駅へ。普通の登山靴でも沢沿いに進むことは可能か。⇒トップページへ
のどかな沢歩きを楽しめる六甲一の名溪 おおいけじごくだに 神戸市北区
2011年11月7日(月)曇 7:45神鉄:大池駅→8:25入渓→10:10大滝→11:30出渓→12:05ダイヤモンドポイント
→13:15地獄谷西尾根登山口→13:40神鉄:花山駅