大 平 山
昨日同様、8時過ぎ出発。今月末のアルプス山行に備えて、東六甲の長い尾根歩き。六甲全山縦走大会で
宝塚へ2度ゴールしているが、宝塚からスタートするのは初めてか。宝塚歌劇の街らしい華やかさ。
駅構内が広く、出口に迷う。駅前の橋を渡り、交差点のローソン脇から川沿いの道を登る。
全山縦走ゴール前の苦しさを思い出す。ハイカーが多い。昨日以上の晴天、帽子嫌いの自分も帽子が欲しくなる。
今日は最初からバテ気味、足取りが重く、やっとの思いで舗装道の終点、塩尾寺着。この先、山道。
全山縦走時、ライトで照らしながら下ったすべりやすい溝状の道は記憶より短く、次第に歩きやすい平坦路となる。
ジョギングウエアにスニーカーで駆け抜ける人が数人。走るコースとして最適。バテバテの自分にはまぶしく見える。
自然林の潅木のトンネルが続き、雰囲気が良い。強い日差しを遮ってくれる。登るにつれ風も吹き渡る。
六甲最高点まで暖傾斜の平坦で長大な尾根。六甲の西側、菊水山から摩耶山にかけてのシビアなアップダウンとは対照的、
それでも、これまで経験がない位のバテバテ状態。普段は休まずに歩き続けるのだが、重い革靴のせいもあるのか、
足が重だるく、何度もしゃがみ込み水分補給。他のハイカーに次々に抜かれる。それでも、ピークハントしながら進む。
岩倉山への道標はないが見当をつけて踏み跡を進み、すぐに登頂。石の素朴な祠前に三角点標示、肝心の三角点がない?
座ってふと見ると、祠前に発見!こんな場所にあるのも初めて。岩原山は宝塚市の最高峰だけに登山口標示がある。
少し登ると平坦な潅木林の中、テープを確認しながら進む。平坦地に山頂標示。帰途、道を見失いやすい。
本山への登頂が難しい。途中、縦走路が車道と合流、左斜め前方、コンクリートで固めた斜面に階段が切ってあるのだが、
腰掛けている人がいて見落とすところ。階段の上に小さな道標。荒廃した道を進むと、車道沿い金網フェンスにぶつかる。
フェンス沿いに進み、ブッシュに踏み跡らしきものがある地点で見当をつけ、高見を目指す。迷ったかと思い進むと、
ブッシュが切れ、三角点と小さな山頂標示!ブッシュを抜け、電波施設の車道に出る。少し進むと、縦走路入口、ホッ。
バテバテで戦意喪失、船坂峠から下山したくなるが、トレーニングにならないと言い聞かす。
峠から先、樹林と笹原がマッチして特に趣が良い。ようやく山上の車道に出る。
「宝塚まで12km 頑張れ!」の看板。ヘロヘロながら東六甲縦走完遂。一軒茶屋で水分補給後、最短で下山できる
魚屋道で有馬温泉へ。天気が怪しくなり、暑さは苦にならなくなるが、最後まで復調せず、重い足取りで休み休み下る。
暖傾斜の平坦路で助かる。パラつき出した雨が本降りとなり、傘をさしていてもずぶ濡れ。帰宅する頃には上がる。
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マイルドな東六甲縦走路の最高峰 681m 兵庫県宝塚市
2006年7月16日(日)晴→雨 9:20宝塚駅→岩倉山→岩原山→12:20山頂→一軒茶屋→15:50有馬温泉駅