お 菊 山
低山ながら雑林の趣が良く、展望も一部開ける山 おきくやま 320m 大阪府泉南市
2010年6月6日(日)晴 10:40東小前バス停→11:50山頂→12:50殿尾山→13:55滝ノ池→14:50長滝駅
四石山から下山後、対面する本山へ。徳川に滅ぼされた豊臣家の娘:お菊の悲劇にちなんだ山。東小前を過ぎ、
小橋を渡り、蓮信寺の長い石段を登り、立派な境内に出る。山側の石段へ向かうと、登山口道標あり。
四石山同様、地元ロータリークラブの立派な道標が所々に整備され、「お菊松」の方へ進む。少し登ると、
雑林の切れ間から対面する四石山と紀泉アルプスの山並みが見える。四石山で展望に恵まれなかった分、
気持ちがはずむ。こちらも雑林の山だが、やや荒廃した感じの四石山と比べ、明るくすっきりした感じ。
暖傾斜の尾根道を進み続け、堀河ダムに下る林道に出る。ちょうどマウンテンバイクの若者が登って来る。
林道を横切り、露岩帯を登る。四石山方向の展望が開ける。10数分で開けた平坦な山頂着。悲劇の女性を弔う
立派な社が中央を占める。北面、関西空港方面の展望が開ける。ベンチで休憩後、次の殿尾山を目指し、
雑林中、暖傾斜の尾根道を進む。磁石と地図を時々見るが、進路が次々と変わり、位置が判然としない。
前方から賑やかな女性たちの声。何とビニール袋持参の清掃登山のグループ。こんなマイナーな山でも
清掃している人たちがいる、感心。殿尾山手前で展望が開け、四石山、紀泉アルプス方向を望む。
山道からはずれ少し寄り道して山頂に寄るが、雑林中の狭い空地、変哲なし。道中、何箇所か分岐が現れるが、
道標のササ峠の方へ進む。ガイド本「関西日帰り山歩き」に従い、地図にない大山から下山するコースへ進むため、
大山への分岐を見落とさないよう注意。何度目かの分岐点でテープに大山と手書きされており、そちらへ進む。
地図に載ってない割には明瞭な道が続く。灌木林の趣が本コース中で一番良く、お勧めできる下山路。
後半、下り切って、滝ノ池脇の車道に出る。この辺りの雰囲気も良く、釣り人や行楽の家族連れなどがいる。
駐車場もある。後は車道を北進、駅を目指すが、予想以上に遠く、いささかダレくたびれる。
道中、四石山で打撲した左膝がズキズキ痛んだが、雑林の茂みの中を抜けてきたせいか、翌日、腕や手に
発疹が多数出て、痒みに悩まされる。⇒トップページへ