浅井・朝倉氏の山城・砦跡が残る好展望の山 おだにやま 494m 滋賀県湖北町
2012年1月14日(土)晴×曇 9:55JR河毛駅→10:20尾崎神社→11:20山頂→13:35登山口→14:05河毛駅
本格的な雪山気分を味わいたく、高度のある己高山に登りたいが、駅から登山口まで遠い。無難な呉枯ノ峰か本山、
どちらにするか迷う。前回同様、ワンデイパス2900円で神戸駅7:31発の新快速乗車。長い車中、読書。途中、雨模様
だったが青空の好天に。展望の良さそうな本山にする。駅から直線道路を東進。眼前、本山の穏やかな山容。
高速下を通過、国道を横切り集落内へ。道なりに進み、尾崎神社参道へ。社殿の上に登ると、貯水タンクあり。
その裏から山道へ。少し登ると、大嶽(本山)への道標あり。前回の賤ヶ岳と比べ雪が少なく、泥道状態。途中、
山崎丸、福寿丸の砦跡あり。表示板があるが痕跡は乏しい。浅井氏の援軍:朝倉氏が織田信長軍に備えたもの。
山頂に近づき、雪道になる。10人位の団体が降りて来る。山頂部はさすがに一面雪深い。自然林の趣が良い。
ドーム状、進路に迷いそうだが、ハイカーによる轍あり。山頂表示を確認後、小谷城方向へ急な下り。アイゼン装着が
望ましいが用心しながら下る。突端の岩場から眼下、小谷城址の尾根越し、湖北の平野を展望。伊吹山はガスに
閉ざされ残念。降路中、東〜北面の山並みを展望、あんな雪山に登ってみたい。下り切り、清水谷へ
の下山路を見送り、少し進むと、暖傾斜の尾根上、長く城跡が展開。案内板の絵図面で、往時の様子がよく分かる。
テラス状地や石垣など痕跡がよく残っている。一帯の雰囲気も良い。浅井長政、お市の方が自害した本丸跡
に立ち、往時をしのぶ。テラス状地突端から山本山越し、琵琶湖、竹生島を展望。眼下、織田軍拠点の
虎御前山。冬枯れの山肌をバックに赤い実が目に鮮やか。車道終点の絵図面が分かりやすい。
出丸跡からすぐ下に見える登山口駐車場へ下る。案内板や観光施設あり。城跡見学には、こちらからが順路だが、
ガイド本に山頂からの下山路が分かりにくいとあり、逆コースにした。⇒トップページへ