伯 母 子 岳
自然林の長い回廊を抜けて大展望の山頂へ おばこだけ 1344m 奈良県野迫川村
2010年6月5日(土)快晴 8:10奥千丈林道登山口→8:55牛首山→9:45山頂→10:55牛首山→11:40登山口
久しぶりの日本300名山。数年前、高野三山、護摩壇山と併せて登ることを計画したが実行できず、心残りの山。
遠くて見送っていたが、先日、高野三山まで足を延ばした勢いで出かける。午前4時起床、5時過ぎ出発。
車が少なく快走できるが高野山への登りが大変。中の橋の駐車場でトイレ休憩後、いよいよ高野龍神スカイラインへ。
予想以上の快走路、ごまだんスカイタワーの少し手前で左折、奥千丈林道へ。林道入口に本山への道標あり。
予想以上の立派な舗装道、展望も開けており快走。道路沿いに登山口道標あり、すぐに分かる。路肩に駐車。
歩き始めると、すぐにブナなど自然林のトンネルに入る。最近は雑林の低山歩きが続いていたので心浮き立つ。
車で主稜線上の中間まで来ており、暖傾斜の歩きやすい道が続く。ずっと自然林の緑の回廊を進む。
樹林越し、護摩壇方向の山並みが見える。登山道中間点の牛首山から正面に本山、山名どおり優美な山容。
この山域の山並みの展望が広がり、爽快さに気持ちが弾む。山頂手前から樹林帯を抜け、登りになる。
振り返ると、縦走してきた牛首山とその右後方に護摩壇山が見える。道中、だれにも会わなかったが、
思いがけず、山頂から挨拶の声。同年輩の山男が一人。大股から熊野古道の小辺路を登って来た人。
群馬県から車で来たとのこと。日本300名山登頂を目指し、すでに半数登頂とのこと。志を同じくする人との奇遇。
気の良い素朴な人、ゆっくり話したかったが時間が気になり、切り上げ、先に去る。遮るもののない山頂からは
360度の展望が広がる。大峰の山並みまで遠望できるがやや平板な風景。往路を急ぎ足で引き返す。
数人のハイカーとすれ違う。帰路の車窓から護摩壇が良く見える。⇒トップページへ