額 井 岳
伊那佐山縦走後、近鉄線を挟んで北に位置する本山へ。近鉄線沿いに進み、道標に従い天満台の住宅地に入る。
駐在所への道標に従い、本山を見上げながら住宅地内の幹線道を東進。井足岳下山路から見えた本山は、
山の字形、円やかな3つのピークだが、山麓からは2つしか見えず。富士と称される山は、一般に秀麗な三角だが、
本山は例外か。駐在所前で左折、少し進み西ノ辺公園前で右折、突き当りを左折、少し先に登山道標あり。
この先道標が整備され、迷わず進める。住宅街を抜け、山麓の農地を緩やかに登る。予報通り春めいた天気。
厳しい寒気が続いていただけに陽射しの温もりにしみじみする。スパッツを外し、雨具を脱ぐ。空腹を感じていたところ、
農道脇にベンチあり。団地を見下ろし、伊那佐山方向の山並みに対面、久しぶりにフワッとした気持ちで昼食休憩。
十八神社に寄る。神社前を少し西進、道標に従い山道に入る。植林帯のやや急な登り。道標に誘導されるまま進む。
主稜線に出、暖傾斜になる。程なく山頂着。小社あり。南面に展望台があるが老朽化、足元が心もとない。
正面に伊那佐山〜井足岳の連なり、音羽三山などが見えているようだが、しかと山名同定できない。もやっていて
スッキリと見えず、やや期待外れ。山名を示す案内板もある。山頂から急な下りが続く。山頂部には雪が残り、
すべらないよう用心しながら下る。登り返して少し下ると、反射板あり。展望が開け、眼前に戒場山、山並みが見える。
峠へ下り切り、登り返して暖傾斜をしばらく進むと、平坦な山頂着。植林中、三角点と山頂表示あり。変哲なく
印象の薄い山頂。少し東進、道標に従い、戒長寺へ下る。由緒ある寺のようだが、平凡な印象で由緒が感じられない。
山麓の農道を道なり南西方に進む。東海自然歩道でもあり。里山の風景の中、山並みの展望が開け、
のどかな気分で進める。程なく、山部赤人墓所着。文字通り山辺の里、墓所に相応しい地だが不確かな伝承。
真偽はともかく、古びた墓石や周辺のたたずまいは良い。天満台東3丁目への道標に従い、樹林中を下る。
集落内へ下ってからやや進路に迷う。適当に進み、天満台住宅地街のバス停着。バスの本数が多く、程なく乗車。
物足りない山歩きだが、大和の地ののどかな里歩き、低山歩きに心和む。⇒トップページへ
2011年2月6日(日)晴 10:45近鉄:榛原駅付近→11:45十八神社→12:25山頂→13:25戒場山→13:40戒長寺
→14:10山部赤人墓→14:40天満台東3丁目バス停