鋸 岳
 長いガレ場の急斜面をこなし、険しい山頂に立つ のこぎりだけ 2685m 長野県伊那市
2015919日()晴×曇 12:45河川敷駐車場→14:00白岩堰堤→15:30角兵衛沢登山口(テント泊) / 20日()晴×曇 5:25登山口→7:15大岩下→9:05角兵衛沢ノ頭→9:35第一高点→13:10登山口→15:35駐車場
体力・気力減退顕著な最近、300名山中の難所を早くクリアしようと、秋の5連休、意を決し本山へ。危険な縦走は避け、最短で最高点に立てる本コースへ。自宅発6時、渋滞は少なく、中央道:伊那ICから国道361号、152号を走る。美和湖南端を過ぎ、仙流荘への道標に従い南アルプス林道へ。登山基地:戸台まで走りやすい道。その先は狭い舗装道。駐車場道標に従い右下へ下り、広河原に出る。数台駐車。登山届小屋、登山道標あり。堰堤へ左の道を進む。堰堤を過ぎ、道が崩落、河原へ降りる。ネット情報で渡渉で足を濡らすとあり、沢靴持参のつもりが面倒で持参せず、大失敗!水流は浅い所でもスネまである。数回の渡渉で登山靴、靴下は水浸し。以降、不快に過ごす羽目に。河原左側に道のある個所もあり、特に白石堰堤手前からは土手上に出るとよい。広河原を気ままに進む。正面に幕岩。道中、大アザミが多い。第二堰堤を過ぎてしばらく、右側に現れた踏み跡をたどると、角兵衛沢への道標あり。対岸の登山口へサンダルで渡渉、悲鳴が出る冷たさ!テント用に整地された跡が数か所あり。幸いだれも来ない登山口で静かで少し不安な夜を過ごす。3時起床。朝露に濡れたテント撤収に手間取る。大リュックを残し、簡易ザックで出発。大岩下に出るまで、急傾斜だが趣の良い樹林中、明瞭な道とテープあり、淡々登り続ける。一帯苔むした渋い雰囲気。樹林中から抜け出、のしかかる岩壁下に出る。テントも張れる岩小屋があるようだが寄らず。踏み跡がなくなり、いよいよ正念場、ガレ場の急斜面。崩れにくそうな石を選びながら根性で登り続け、右に第一高点から伸びる第二尾根が見え始める。降りてくる人が小さく見える。すれ違って程なく右の踏み跡をたどり、尾根上に出る。見下ろすと、底に戸台川の筋。横岳峠から来た男性と挨拶。第一高点への登りは急で険しく、気を抜けない。山上はすでに秋色、清々しい。あいにくガスが立ち込め、一瞬、仙丈ヶ岳が見える。第二高点への縦走路は険しそう、余裕と覚悟が必要。ガスは晴れそうになく下山。単独の高齢男性2人とすれ違う。一人は縦走するという。下りも難渋。樹林中の道への入口を見落とさないよう左の樹林へ向かうと、踏み跡発見。途切れるが大岩下からの踏み跡に出る。登る際はガレ場の右側、岩壁下をたどるのが良い。ヘルメット着用。帰途、第二尾根越し甲斐駒ヶ岳。⇒トップページ