野 伏 ヶ 岳
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趣は乏しいが展望は超一級の日本300名山 のぶせがたけ 1674m 岐阜県郡上市 |
2013年5月5日(日)晴 4:15白山中居神社駐車場→5:35牧場跡→6:10ダイレクト尾根下→7:05尾根上→8:30山頂→10:20尾根からの下山口→11:05「拓牧」石碑→12:20駐車場 |
一昨晩、車中で眠れなかったせいか、比較的眠れて、3時起床。近くに燈のともる人家、安心感がある。高速のSAで買った焼き鯖寿司と味噌汁の朝食後、暗い中、出発。神社前の坂を下り、橋を渡り、林道を進む。ダートな道、途中から雪に覆われ、大型4WDが2台駐車。林道が大きくジグを切るカーブから植林中に入り、直登、林道をショートカット。入口に目印のテープあり。最後はヤブをかきわけ、広い台地に出る。凸凹に波打つ雪原を進む。朝霧が立ち込め、別世界に迷い込んだよう。眼前、これから登る本山「ダイレクト尾根」登れるか不安。朝霧に山並みが浮かぶ、白山に連なる別山か。テント泊の人たちの脇を進むと、道らしきと踏み跡に出る。湿地のような空間に古木。道なりに進み、ダイレクト尾根の下に出る。目印テープがあるが、急斜面の登りが大変そう。尾根端の方へ進み、登りやすそうな地点から尾根上に出る。疎林中、笹薮や木枝が雪面上に出ており、前進に難渋。次第に急傾斜になる。残雪期しか登れない山、多くの人が訪れているようで踏み跡が多い。雪面が汚れ、雪山の趣が乏しい。山頂は見えないが、隣のピークが終始見える。一旦暖傾斜になるが山頂に近づくと急傾斜。下方に樹林や茂みのない雪の急斜面は怖い。恐怖感を抑え、アイゼンやストック、ピッケルを使い、一歩一歩、着実に登っていくしかない。昨日、人形山にストックを忘れ、土産物屋で買った金剛杖の先端をナイフで細く削り、代用。山頂手前で右の尾根へのトラバースが怖いが、笹薮沿い、笹を掴みながら必死で登る。すぐ横は急傾斜の雪の滑り台。最後は笹薮を突破、山頂下の尾根に出る。後は中程度の傾斜、楽に広い台地状の山頂に出る。360度の展望!白山に連なる山々!心に沁み込む展望に見とれる。大日ヶ岳、赤兎山、荒島岳など名峰を一望。尾根伝いに進み、橋立峠から下山できないかと思うがブッシュで進めそうにない。眼下、台地の池や川の模様。後続の高齢グループに写真撮影を頼まれる。京都からテント泊で来た人たち。下山中、昨夕、林道入口を下見した際、立ち話した関東の男性と会う。やはり300名山登頂を目指す人。200山達成とのこと。自分は165山登頂。今年中に170山、65歳までに200山、70歳までに250山、残る50山を第二の退職後、登ろうと思う。登りと比べ雪面の下りは楽。往路を見つけ出し、戻る。風格のある古木と出会う。この地を見つめ続け、何かを語り掛けていそう。台地を横切る道を発見、たどると、ヤブ中に「拓牧」と刻まれた石碑あり。この雪深い台地で生活していた人たちを思う。往路の尾根道入口が分からず、林道をたどり、無事下山。渋滞を避けるため、ノンストップで高速を4時間走り、帰宅。⇒トップページへ |