低気圧が張り出し、全国的に天候不順の予報だが、雨の昨日より好天の予報に勇んで難コースにチャレンジ。
六甲の代表的な谷コース。昭文社の登山地図の付録冊子に詳細なコース紹介。臆する気持ちを押してチャレンジ!
御影駅から白鶴美術館への道が分からずウロウロ。メインの五助ダム方向へ向うハイカーが多く、その後を追う。
途中から美術館への道標が現れ、山手の邸宅を鑑賞しながら進む。渦森台への車道をテクテク歩く。渦森橋バス停先で、
車道から離れ住宅街の坂を登る。道標に導かれ迷わず寒天橋着。橋を渡ると、正面斜面にテープがあるが寒天道への道か。
橋を渡り、すぐに右折、川沿いに進む。広い河原に出、渓流を渡る。意外に数人の高齢ハイカー。
堰堤前の斜面をテープに従い登り続ける。これは、天狗岩南尾根への道。引き返す。ハイカーもこちらへ進む人。
堰堤の少し上を巻く水平道を進む。入口付近の岩に×印のペンキ、危険コースにつき進むなという意味か。構わず進む。
以降、ガイド冊子と照らしながら進むが、現地での判断が大切。道標は全くなく、テープの手掛かりも少ない。
大小の滝の連続する谷筋を、進みやすそうな進路を探り、踏み跡を追いながら手探りで進む。ポイントとなる滝の横に
救助用の番号プレート。これが道標代わり。岩のオーバーハングを乗り越える西山大滝は一見難しそうだが、
取り付いてみると大したことはない。むしろその先の第4堰堤を越えるのが怖い。堰堤直前の超急傾斜をロープ頼りに登る。
堰堤の少し手前から登る方が正解か。恐怖の堰堤越え後、ガイドでは左斜面の巻き道を登るようになっている。
テープとロープが急斜面に延びており、どんどん登り不安になる。尾根に登る逃げ道か。せっかく登った急斜面を下り、
堰堤の少し上の巻き道を進み、正解。全体に、最後の車道への登り以外、谷から大きく離れることはない。
緊張の滝伝いの歩きから開放され、第6堰堤から明瞭な巻き道を進む。最初の堰堤に突き当たり、右へ進路を変える。
赤レンガ積みの見上げるような堰堤に突き当たり、右へ。以降、渓谷も小さく穏やかになり、気持ちも穏やかになる。
枝道に惑わされず、一番明瞭な道を進み続け、ソーメン滝、愛情の滝を見て、渓流から離れ、明瞭な道をしばし登り、
車道に抜け出る。外国人の親子連れハイカー。のどかな六甲のハイキングコースに合流、やった!出口にはテープのみ。
趣の良いノースロードを経て後半の難コースへ。最近買ったガイド本で知った地獄谷東尾根入口を探すが見つからず、
地獄谷を下る。六甲には複数の地獄谷があるが、この大池地獄谷は風雅な渓流や滝の続く、お勧めコース。
道標には中級・上級者コースとある。複数の渡渉点でテープ等の手掛かりのない箇所があるが、
全体に道標、道ともよく整備され、初心者の渓流入門コースとして最適。下山口付近で、東尾根登山口発見!
すぐにでも登りたい気持ちを抑え、次回にする。⇒トップページへ
西 山 谷
ダイナミックな滝の連続に終始気を抜けないコース にしやまだに 神戸市東灘区
2006年11月12日(日)曇 8:30阪急:御影駅→9:20寒天橋→西山谷→12:00車道→ノースロード→13:00地獄谷入口
→14:50車道→15:20神鉄:花山駅