昨日、比良の名溪へ行きたかったが雨の恐れ、見送る。今夕から宿直勤務だが快晴の予報、六甲の名溪を再訪。
登山口へは頻発する渦森団地行きバス乗車が速いが、いつも長い車道歩き。渦森橋の急カーブを過ぎ、右へ登る
枝道へ。住宅地内を道なりに進む。所々登山道標あり、西山谷は熟練者向とある。住宅地を抜け、寒天橋を渡って
すぐ川沿いの道を進む。作業事務所前に出、すぐ先で堰堤上の河原に降りる。予想より水流があり、砂州で渓流靴に
履き替える。前回、登山靴で水流を避けながら進んだが、水流中を気ままに進む。10分おきに堰堤が2つ現れる。
沢登り未経験の前回、堰堤越えに難儀したが、木枝など手掛かりが多く、ロープのある個所もあり、高巻きは容易。
30分後、滝らしい滝が現れる。渓相も良くなり、夏に訪ねた大月地獄谷と比べ、六甲では“名溪”と呼べるか。
気持ちよく進むと、狭いゴルジュ内、垂直の滝。明瞭な巻道あり、難なく巻ける。4番目の堰堤を越え、核心部、
大滝が現れる。総じて滝脇の岩壁が階段状で取り付きやすい滝が多い。高巻かずに岩壁を登る。詰めで、
滝の落ち口へ移動できそうだが無難に迂回。10分おき位に次々堰堤が現れ、渓相を味わう気持ちが中断される。
後半、赤いレンガ模様の堰堤や石積み堰堤が現れる。数えると、堰堤は計13。前回、日赤の救助用Noプレートが
所々設置され、道標代わりになったが、見当たらない。ガイド本のコピーも持参せず、大きな二俣で進路に迷う。
テープのある左へ。水流が細くなり、適当な場所で登山靴に履き替える。脱出点の目印も踏み跡もなく、ブッシュ中、
適当に上へ登る。短時間で改築中の天狗岩西ヴィラ前に出る。二俣で右へ進むのが正解。幾つかの滝を見れず。
好きな地獄谷コースで下山。雰囲気と見晴らしの良い記念碑台で休憩。風情の良い散策路ノースロードから道標に
従い地獄谷へ。中・上級者向きとある。道標・道ともよく整備されているが、数か所、渡渉点で進路を見失いやすい。
道標と明瞭な道がなくなったら進路が間違っている。記憶では沢中を進んだが、沢を高巻く個所が多く、沢歩きとは
言えない。穏やかで物足りなくはあるが、六甲南面の谷と比べ堰堤が数か所しかなく、渓相が壊されておらず、
風情が良い。散策的な沢歩きができそう。終盤、沢から大きくはずれ、堰堤も現れ、沢の様子は不明。
地獄谷西尾根、地獄谷登山口の道標はあるが、高速道路橋脚近くにある地獄谷東尾根登山口の小道標が
なくなっている。神港グランド脇を通過、花山駅へ。⇒トップページへ
中間部の趣は悪くないが、堰堤に寸断される“六甲の名溪” にしやまだに 神戸市東灘区
2011年10月26日(水)晴 7:30阪急:御影駅→8:40入渓→9:40大滝→11:25天狗岩西ヴィラ→記念碑台
→12:15地獄谷下山口→13:30地獄谷入口→14:00神戸電鉄:花山駅