ニセコスキー場として全国的に有名、日本300名山でもあり、登る機会をうかがっていた山。
先週の羊蹄山は全く展望に恵まれなかったが、好天の予報に今日こそはと期待して6:50発。
市内は山々がよく見える好天なのに、国道230号で中山峠を越えると曇天。羊蹄山も山麓しか見えない。
気が抜けるが、とりあえず登山口を目指す。好天なら快適なドライブ道を、五色温泉めざし淡々と走る。
山の家はすぐに分かる。山の家前に広々した駐車場があるが、登山口は、上の段の駐車場前にある。
トイレ等整備されており、登山口もすぐに分かる。山はガスに閉ざされている上、雨まで落ちてくる。
ついてないなとため息つきつつ雨具で身を固める。こんな天気でも、駐車場は車で一杯、登山者も多い。
こんな時は、登るのが自分だけでないことで気分が軽くなる。短時間で手軽に登れるため、
人気の山のようで、大勢の人に歩き込まれた明瞭な道が山頂まで続き、だれでも安心して登れる。
中高年登山者以外にも、普段、山登りなどしないような感じの人たちや若者たちも登ってくる。
登山口の舞鶴草に始まり、山頂までウツギや御膳橘、アカモノなど、お馴染みの花々を楽しめ、
展望が全くきかないことを慰めてくれる。初めて見る黄花、帰宅後調べると、よく聞く弟切草。
弟の裏切りに怒った兄が弟を切った時の血しぶきが黒点となって葉や花に残るという悲劇の花。
程よい傾斜の登りが続き、山頂下でガレ場の急登がある程度、特に厳しい箇所もなく、楽勝で登頂。
待てばガスが晴れそうな予感もあるが、そそくさと昼食を済ませ、急ぎ足で下山。物足りない。
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