七 曲 滝

比良の雪山へ向かう程の元気が湧かず、先日ニュースで見た北六甲の氷瀑見物へ。併せて六甲の未知の滝巡り。
以前一度歩いたきりのマイナーコースをたどる。久しぶりに神鉄乗車。住宅地の端を道なりに進み、高速道高架下を
通過、水無川沿い林道を進む。深戸谷との出合で左へ直進、すぐに鬼ヶ島への登山口あり。林道終点に堰堤、
続く堰堤にも階段あり無難に乗り越える。小渓流沿い、冬枯れの静けさが良いが、前回思った程の趣は感じない。
程なく垂直の壁、水無滝が立ちふさがる。少し凍結。滝手前、右側に尾根への取付き口あり。前回、無難にそちらへ
登ったが、谷を詰めてみる。滝左側の急斜面をよじ登る。滝上をトラバースする踏み跡をたどり、何とか滝上に降りる。
ガレた谷を詰め登る。最後の分岐で右へ。急斜面、木枝を掴みながら登り切る。尾根道を東進、すぐに湯槽谷山頂。
引き返し、枯れた湯槽谷を下り切り、紅葉谷道に。紅葉谷出合で、先行者に続き、蟇滝へ。すぐに堰堤に遮られ、
右の急斜面をよじ登る。蟇滝は両端が凍結。先行者が左の急斜面を登りだす。追従、踏み跡、ロープあり。滝上の
トラバース、細い踏み跡が凍結。ロープがあるがアイゼン装着、慎重に渡る。短時間で目当ての七曲滝前に出る。
期待通りの美観!こんな滝の凍結を見るのは初めて、感激。次々にハイカー到着、冬の六甲の名所か。
皆、カメラで熱写。紅葉谷道から本滝への道標、道があり、そちらから入る方が良い。紅葉谷出合へ戻り、白石谷へ。
白石滝前で右の支流沿いに進み、百闡黷ニ似仏滝へ。滝巡りのハイカーが目立つ。百闡黷ヘ造形がやや単純だが
見事に凍結。似仏滝は両端だけ凍結。白石滝へ戻る。滝手前右側に高巻き道入口あり。小道標、テープあり。
兵庫登山会の案内板もある。滝と堰堤を巻き、そのまま高巻く道が続くが、沢に下り、沢沿いに進む方が面白い。
水流も凍結も少ないが、ツララの造形が面白い。白龍滝を見て、右の枝谷から高巻く。小道標やマークあり、
迷わず進める。滝上の沢へ戻り、大安相滝辺り、ガレた急斜面にひるむが、難なく進める。尾根への登路もあるが
見送り、沢を詰めてみる。堰堤が続けて現れるが難なく巻ける。小道標に導かれ進む。沢の詰めで右の斜面へ。
程なく紅葉谷道へ出る。白石谷道への道標あり。すぐに一軒茶屋前着。瑞宝寺谷東尾根を再探索してみることに。
全山縦走路を少し東進、車道から廃道となった逆U字の道へ。フェンスで閉鎖中、すり抜けて侵入。U字頂点から
尾根道へ。テープなどで分かる。少し先に白水山への尾根道入口がある。低い笹に覆われた細道を進む。テープを
追いながら進むと、尾根突端で進路を失う。前回もここで立ち往生。すぐ眼前の主尾根へ戻る。山腹を強引に突破、
主尾根上の道に出る。明瞭な細道が続く。総じて暖傾斜、難所はない。芦有道路に出、すぐに尾根道へ入るところ、
地理院地図にある十八丁谷へ下る道を求めて、車道を下る。トンネル前にある下山口は見当たらず。引き返し、
尾根道へ戻る。前回、途中で西進、芦有道路を横切り、瑞宝寺公園へ下山したが、北進してみる。尾根は北東から
北西へ延びるが、北東へそのまま十八丁谷の林道へ下り切る。白水峡を見たくて、テープを目印に右の枝道へ。
白水峡上の尾根に出、荒涼とした峡谷の一端を覗く。全容を見たいが下山を急ぐ。踏み跡を見当で下る。
畑の鉄柵の切れ目を探して何とか脱出。バス停前に出る。良いバス便がなく、車道を歩いて有馬温泉街へ。
久しぶりの長時間の歩き、疲れはしたが堪能、仕事上の憂さも忘れる。⇒トップページ

厳冬の北六甲のハイライト、氷瀑巡り ななまがりのたき 神戸市北区

2012210日()晴 7:45神鉄:有馬口駅→8:40水無滝→9:35湯槽谷山→10:10紅葉谷道→10:55七曲滝
           →12:00白石滝
→13:15一軒茶屋→15:35十八丁橋バス停→16:00有馬温泉駅