中 ノ 谷 |
風情乏しいが後半スリリングな沢を抜け、ススキ原の好展望の岩湧山へ 897m 大阪府河内長野市 |
2019年10月6日(日)曇 8:35駐車場→9:20入渓→10:45出渓→11:35五ツ辻→12:20岩湧山頂→13:40滝畑登山口→14:20大滝→15:25五ツ辻→16:45駐車場(地図) |
趣の良い沢へ行きたいが、明日東京出張を控え、無難に金剛山登山地図に「沢登りに向く」とある中ノ谷へ。南阪和道羽曳野ICから国道170号を南下、上原町で国道371号へ。県道221号へ分岐。次第に道が細くなる。中ノ谷沿いの林道入口を過ぎてすぐ登山者用第6駐車場に駐車。先行車1台。少し戻り、中ノ谷沿いの林道を進む。次第にブッシュ化。二俣に「曼荼羅尾根」の手製道標あり。渓流へ下り、右股へ。二俣尾根端から尾根伝いに登れそう。水流は少なく、登山靴のまま進む。雑然として風情は乏しい。水流のきれいさが救い。水流を避けるのがわずらわしくなり、沢靴に替える。少し風情が良くなる。総じて暖傾斜、滝はなく、安気でいたら正面に岩壁と直瀑。楽な巻道があるかと思いきやない。岩壁右側の急な土壁を木の根頼りに這い登り、踏み跡を水平移動、滝上への下降は楽。沢は狭く急になり、全体が斜瀑状、少し面白くなる。圧巻は3,4段の滝。2段目までは難なくこなせたが次は無理。ここも楽な巻道はなく、右の急な土壁を木の根頼りに這い登る。水平移動しようとすると斜面が切れ落ちている。さらに高巻を強いられ、ヘトヘト。歳で息切れしやすく、平常態に戻りにくい。少し登るとヤブっぽくなり、左斜面に踏み跡あり、出渓。急斜面の登りも難物。自然林帯で趣が悪くないのと立木の多いのが救い。ブッシュを避け、息を切らせながら登り続け、ようやく尾根上に出る。少し進むと、長尾の尾根道に出、短時間で五ツ辻着。ダイヤモンドトレール上、道標やベンチあり。ハイカーが多くなる。岩湧山頂まで緩傾斜の良い道。ススキのドームを登り切ると、高原の開けた山頂広場着。沢山のハイカー。北面、大阪市街から大阪湾越し神戸の展望、周辺の山並みの展望が広がる。一面、ススキ原。引き返すのは物足りず、滝畑側へ縦走。気持ちよく歩ける。登山地図にあるカキザコから林道への下山路が分からず、新関屋橋近くまで行き、林道に降り立つ。千石谷沿い林道をしばらく進むと、右下に渓流が見えるようになる。趣が良いが倒木があり残念。途中の大滝は美瀑。林道歩きが長くダレる。五ツ辻近くで林道が分岐。直進せず、左へ曲がる。進み続けると、逆方向へ進みだし、引き返す。踏み跡を見つけ、登ると道に出る。少し東進、五ツ辻着。この辺、道標がなく迷う。長尾の尾根道を下る。雑林中、暖傾斜の下り。道は明瞭でテープもある。550m点で尾根を直進できそうだが右へ谷筋を下降。路面に水流あり、ヤブっぽく、道が不明瞭になる。下に見えてきた林道へ下る所ですべり尻もち。左腕を何かに打ち付け、負傷。渓流で傷口を洗い、携行の薬品で応急手当。無難なコースにしたのに不覚。林道を下り、途中、山道で尾根を越え、往路の林道に出、駐車場へ戻る。⇒トップページへ |