長 尾 谷
年末年始、来客あり山行できず、連休最終日に山行。六甲登山地図にあるコースはほぼ歩き、地図にないコースを
探していると、暖傾斜で長い軌跡を見せる長尾谷に引かれる。ついでに、小川谷を地図にある道ではなく、
谷を歩いてみることに。久しぶりに有馬口から逢山峡へ。散策気分で歩ける気持ちよいコース。
いつも見下ろしながら通過するだけの渓谷だが、昨年末、神戸北山域の渓流を歩き周り、その目で見てみると、
趣の良い歩いてみたい渓谷。猪ノ鼻滝を過ぎてから渓流へ降り、進んでみるがすぐに堰堤が現れ、道へ戻る。
その後も茶園谷へ降りてみるが、ブッシュや堰堤に遮られ、気持ちよく進み続けることはできない。シラケ谷前に
大堰堤がほぼ完成している。これ程堰堤が必要なのか?小川谷の道を進み、堰堤のある地点からヤブをかき分け
渓流へ降りる。断続的にヤブに難渋しながら渓流に入ったり岸に上がったりしながら根気よく進む。趣は今一つ。
大堰堤にぶつかり、よじ登ると、舗装道終点。もう十分、この先、素直に山道を進む。渓流沿い山道の趣の方が良い。
渓流から離れ、番匠屋畑尾根への急登。思いがけず数センチの積雪、樹氷が慰めてくれる。極楽茶屋から
全山縦走路を進み、人工スキー場入口を通過後、道標に従い心経岩へ向う。雲ヶ岩の先、積雪で進路を失う。
適当に進み、別荘地への道に出る。長尾谷への降下点を探しながら進む。植林帯から無難に谷へ降りる。
意外と最初から水流が多く、足を濡らさずに進めるか不安。それ以上にヤブがひどく、渓流歩きを楽しむ余裕はない。
渓流上もヤブが覆い、両岸のヤブは濃く、難渋を極め、遅々として進めない。特にイバラには苦しめられる。
ヤブ歩きに慣れず、防備不足で服やリュック、身体を痛める。地理院地図にある二重堰堤に出るまで必死で頑張る。
ヘトヘトで堰堤着。堰堤端が階段状になっているが、段差が大きく、苦労して堰堤を越える。
ハイキング道に交差するまで頑張るつもりで進んでいると、大堰堤工事中!そこまで未舗装の車道が延びており、
苦役から解放される。程なくハイキング道に出る。長尾谷は下流側は良さそう。またいつかチャレンジしてみたい。
以前、逢山峡や茶園谷にあった手製道標やテープはなくなっており、分岐で間違えないように要注意!
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2009年1月4日(日)晴 7:50神鉄:有馬口駅→逢山峡→小川谷→11:30極楽茶屋→人工スキー場
→12:40長尾谷入口→14:35ダム工事現場→逢山峡→15:30有馬口駅
深いヤブに難渋を極めた六甲未踏の渓流めぐり 神戸市北区