長 峰 山

梅雨の最中、予報どおり朝から雨模様。半ばあきらめパソコンで遊んでいたら雨が上がっている。
9時過ぎ勇んで出るが、雨がパラつき始め、玄関まで戻るがままよと歩き始める。外を歩くだけでも開放感あり。
駅舎裏から布引の滝へ。こんな日でも雨支度をしたハイカーが結構いる。六甲山は天気を問わずハイカーのメッカ。
小雨の中、傘をさして進む。1週間、自宅と職場の往復で、たまっていたうっぷんが心中から発散されてゆく。
布引貯水池を経て市ヶ原まで散歩気分。高雄山経由でアジサイが見ごろの森林植物園へ行くか本コースにするか思案。
親切な茶屋の奥さんが声を掛けてくれる。今月末の南アルプス登山に備えて黒岩尾根へ向う。
天狗道、地蔵谷入口を見送り、道標に従い尾根道に入る。すぐに急登が始まり、前半、シビアな登りが続く。
登山地図では点線のマイナーコースだが、道は整備され歩きやすい。人のいない静かで趣の良いコース。
途中、展望の開ける場所もあるがあいにくガスっている。後半、アップダウンの繰り返し。木の下にしゃがんで昼食。
少し進むと休憩所と展望台あり。アジサイが満開。少し進むと摩耶山の電波塔前に出る。
ロープエイ乗場のある掬星(きくせい)台は、広場に大休憩所あり、数人のハイカー。展望台から市街と港の大展望!
アジサイ満開の広場脇から車道を避けて遊歩道(全山縦走路)を杣谷峠の方へ進む。眼前に本山の稜線が延びる。
峠から道標に従い本山目指して登る。30分で登頂。展望の良さそうな岩場だがあいにくの天気。三角点を見落とす。
この辺りから雨が本降り、焦らず怒らず趣の潅木林の中を下る。途中、眼下に市街の展望が開け、気分も明るくなる。
後半、ブッシュ化している個所があり、ズボンがビショビショ。峠から1時間半で住宅街へ下る。
峠から杣谷(徳川道)を下るのがメインだが、開け過ぎて趣を失ったコースより、本コースの方がはるかにお勧め。
いつも住宅街の急坂を下りながら、海と六甲山との狭間の街、神戸を思う。駅に着くころ雨が上がる。⇒トップページ

200671日()小雨 9:45JR新神戸駅黒岩尾根摩耶山→13:30山頂→14:50阪急六甲駅

登り応えの黒岩尾根、大展望の掬星台を経て趣の尾根を下る ながみねやま 687m 神戸市中央区